雑種犬プースケ25歳、人間なら125歳ギネス
5月31日12時50分配信 読売新聞
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25歳になった今も元気なプースケ(栃木県さくら市で) |
人なら120歳を優に超える。2年前、交通事故に遭って生死の境をさまよったが、愛嬌(あいきょう)を元気に振りまいている。
プースケは1985年3月、同市の篠原さんの親戚(しんせき)方で、シバ犬と雑種犬の間に生まれた。狂犬病などの予防接種を受けるため同年4月1日、旧喜連川町(現さくら市)に飼い犬登録されている。
ギネスブックによると、世界最長寿の犬として認定されているのは、3月現在で豪メルボルンの21歳3か月のオーストラリアンケルピー。また、これまでに最も長く生きた犬は29歳5か月とされている。
プースケは朝晩2回の食事に加え、大好物のケーキのおやつも食べる。庭を歩く程度だが運動も欠かさない。2008年夏、車の下敷きになって内臓破裂の重傷を負った。医師から「正直ダメかもしれません」と言われたが、5時間にわたる手術で命を取り留めた。退院後も見知らぬ人が家の前を通るとほえてかかり、番犬としての役割もしっかり務める。「プー」と呼ばれ、家族が帰る時間には必ず玄関前で待つ、一家のアイドルだ。
篠原さんは認定に必要な手続きを進めることにしており、「私が16歳の時に生まれた犬なので息子のような存在。長寿の秘訣(ひけつ)は謎ですが、ここまできたら30歳を目標に面倒をみていきたい」と長寿犬の記録更新に意欲をみせる。
東京農工大の林谷秀樹准教授(獣医学)は「犬の平均寿命は11・9歳で、25歳は人間では推定125歳。ストレスのない生活の影響では」と話している。
最終更新:5月31日12時50分
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