主題テーマ：大きな顔をしてすくすく生きる事について

　　アリスさん遅くなりました。引用しすぎならその旨教えて下さい。
　この引用部分はアリスさんのシークレット記事の一部分です。
　全文でなければ引用ＯＫと扉に書いてありましたのでMariaのＩＤとパスを借り、
　入室して読ませていただきました。

　

すももちゃんという姪っ子が生まれたことを誰も喜んでいません。 　（中略） 　すももちゃんは乳児院から養護施設にいます、ずっとです。 　 　ショウタくんというすももちゃんのお兄ちゃんは家庭で育ってます。 　正当な男子の後継ぎ、家のことやいろんな事の結果です。 　兄弟なのに同じ家にすめません。 　それは私と兄の縮図みたいです。 　兄は全部施設、私は里親と実親の間を渡っていたんです。 　すももちゃんに少しだけですが、施設にいて当然かも？という気分になります。 　母親が傷ついて生まれた子だったら、それも仕方ないんじゃない？と。 　すももちゃんとレイさんが重なるときがあります、あゆさんの過剰移入するあまり 　いつのまにか、子供は一生懸命生きるしかないという事が理解できなくなってて 　 　その子供がすくすく成長するのが憎く見えてしまったり。 　罪を受け入れてほしくて、謝ってほしくて、 　だから他の人が言っても気にしなかった勝ち組発言と虐待を受けてない発言を 　必要以上に憎悪で受け止めてしまったんです。 　 　私の心は本当にみにくいです。

　望まぬ出産により生まれた当事者としては、施設へ捨てられ一人で生きてきたわけで、殊更文章化する必要性を感じてこなかった。でも一部すごくこだわる人がいるので考えてみる。

　個人的には、何故１人でたくましく生きてきた事を複雑に考えなくてはいけないのか理解できない。養護施設には遺棄・養育放棄・虞犯触法少年・機能不全家庭からの虐待児童・その他家庭に住めない子どもが施設にいる。

　赤ちゃんポストも単純に経済的な理由だけでなく、母親が望まぬ出産を経て、対処に困り匿名でポストへ捨ててゆく場合がある。そのような親は匿名で行方不明なため、子どもは乳児院から児童養護施設で、いつか出てくるかもしれない親を待ち続ける事になり、結果として家庭を知らない子ども時代を送る。

　子に思いがあるが病気や経済的理由で育てられない親でさえ、回復しなければ５年以内に親権を放棄して養子縁組をさせるか、里親家庭への委託をしてほしいと思うくらいなのに、行方知れず匿名で子どもを捨てていく血縁親や、養育放棄の親の下に生まれた子どもが何故親権を放棄してもらえず、養子縁組、あるいは、里親家庭で実親を待つ方法を取れないのか分からない。

　でもアリスさんの怒りの基がともかくわかった。

　絡むには絡むなりの理由が（その人には）あるという事、とくに彼女は性的な虐待を受けた被害者であるゆえ、わたしのように訳アリ出産の末に生まれた子どもの立場でありながら、勝ち組発言、虐待を受けていないと表現する事が耐えがたくなったようなのだ。

　つまり・・・

　上記引用文にあるように『すももちゃんに少しだけですが、施設にいて当然かも？という気分になります。』というモードである事が、すくなくともすももちゃんの叔母であるアリスさんと実母のあゆさんに関しては、そう感じている状況がわかった。その為すももちゃんは家庭へ戻れない、里親家庭へも行けない。

　そしてその延長上にわたしという分かりやすい例題があって、子どもに怒りを向けるわけにいかないから、大人のわたしに向かったという解釈でいいだろうか。

　それでアリスさんやＡｙｕさんのような性的な虐待を受けたかつての被害者は、

　わたしが、

　生まれてごめんなさいと謝罪すれば納得するのか。
　施設に預けられるのは当然です、母親に刺されても当然です。
　
　と過去の育ちを納得すればいいのか

　それともわたしは

　結婚するまで、絆相手に出会うまでは誰もいない世界で生きてきたが
　たくましく丈夫で、しかも堂々と大きな顔をして生きてきた事を謝罪すべきと？

　生まれた罪（望まないのに生まれてきた）を背負えとでもいうのだろうか？

　わたしの場合はたまたま知る機会を得られたが、そのような生まれの子が自分の事を知った時に、その子は施設に預けられても当然だと納得し、謝罪しつづける一生を送るべきなのか？
　
　生まれた子が里親家庭へもいけず『お前が生まれた為に不幸にされたと泣く親の親権下』で養護施設に居続けるのが、アリスさんの考える正しい、望まぬ出産の末生まれた子の道なのか？捨ててやる事もしないのが、あなたの考える正しい認識なのか。

　望まぬ出産の末生まれた子は、生まれながらの罪過を持つというのか。責めてるのでも何でもなく、ノーマルな気持ちで聞いている。きれい事を言いたくないというあなただからここまで言えたのだと思うし、一部引用まで許可し、その断片を世間に知らせたいと思っているのだろう。

　わたしはあなたの情報発信のツールじゃないが、あなた自身がうまく言葉にできない苛立ちを抱えている事は理解した。