PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

記憶のなくなり方と、制御不可能な行動について考え込んでしまった体験

主題テーマ:何故か出来ない事、やってしまう事、覚えていない事について整理する。

 それは3年位前。その日高速道路を飛ばしていた。助手席には夫が乗っていた。高速道路を5速で飛ばしていたら、後ろからぴったりとついてくるR34(スカイライン)がバックミラーに映った。

 何かピンときて、追い越し車線から走行車線へ戻り、スピードを下げた。するとその車も走行車線へ移動した。

 表面上何も変わらず運転を続けていると、後ろの車も同じ距離を保ちながらついてきている。わたしはすでに法定速度内できちんと運転している、互いに同じ速度を保ちながら走った。

 すると、追い越し車線をすごい速度で走り抜けていく車があった。その車はまるでそこに「ソレ」がいるのに気付かないで走り去っていった。

 その時、今まで大人しく走っていたR34は、追い越し車線へ移動し、その車を追跡していった。そこで初めて他人に語れるようになり、夫に今の車は「覆面パトカー」だと言った。

 でも夫との会話は、実は細かくは覚えていない。
 
 やがてその先に、赤色灯を光らせたR34と一台の車が路肩に止まっているのが見えた。その車はパトカーに気付かず、そのわきをすごい勢いで走りぬけた結果捕まったのだ。

 それから一週間後・・・。

 又、高速道路を今度は別の用事で出かけていた。夫は助手席。シチュエーションは一週間前の状態とほぼ同じ。

 やがて走っていると、自分の前方をメタルグレーのR34が走っているのが見えた。そのR34は非常にノロノロ運転だった。

 夫が

 「抜いちゃえば?」
 「めちゃくちゃ遅い車だから」 と言った。

 いつもの自分だったら絶対に遅い車を見ると抜いてしまうのに何故か抜けない。何故抜けないか分からない。そのノロノロ運転の後をノロノロと付いていった。他の車はどんどん追い越していく。

 すると夫が

 「一週間前のR34とは違うんだよ、抜いても平気だよ」と言った。
 
 その時、

 「は?」と返事してしまった。

 「一週間前って何?」とさらに聞いてしまった。

 夫は

 「忘れたの?」

 と言いながら、一週間前の話をしてくれた。

 すると、記憶の補強などじゃなく「自らの体験として」自分自身がその出来事を「急に」思い出した。鮮やかに色んな事がよみがえってきた。

 覆面パトカーがついてきていた事、その脇を猛スピードの車が追い抜き、その車が捕まったのを目撃したこと。その時の車体、色、雰囲気。

 何故目の前にいる車を抜けなかったか、その理由に至るまで「分かってしまった」のだ。

 その途端「目の前を走るR34は一週間前の覆面パトカーではないという事」が流れるように理解でき、当然ながらアクセルを踏み、捕まらない程度の速度で追い抜いていった。
 
 自分なりの整理

 この出来事で印象的なのは「簡単に忘れてた事実」と、忘れているのに「心的反応だけはその場面に近い状況になると理解不能の行動をとらせる事」と「その出来事を思い出した時に」全てが流れるように勝手に「記憶の思い出し連鎖」が起こってしまい、今度は、きちんと自分の行動を自分で制御する事ができるようになった。

 この出来事は「1人で体験したのではなく、共通の場面に他の人がいた」事、その人からの指摘があったというのがとても大きいと思う。

 この出来事により、覚えている(思い出した場合も)記憶の伴った出来事を基データとして参照すれば、自分の「行動」は「自分の自覚された意志制御下」に置かれ、ごく普通に危険回避しながら行動する事が可能であると知った。

 しかし、なかなかこれは稀な体験であり、他の場合には引用できないようでもある。が、興味深い体験だった。

|  養護施設を出てからの問題 | 10時24分 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

きょうお勉強中の

きょうお勉強中のちびは行動するはずだったみたい。
実はLeiのグレーに覆面したよ♪
するときょうお勉強中のちびはここまで制御すればよかった?
それからここまで夫みたいな走行するはずだったの。
するとLeiはここへ席は行動しなかった。
しかしお勉強中のちびは行動したかった。

| BlogPetのお勉強中のちび | 2007/03/04 14:01 | URL |














http://escapeorgoodfight.blog85.fc2.com/tb.php/91-1d643045

PREV | PAGE-SELECT | NEXT