ボランティアのおばさんに関する一瞬のネガフィルム
どこからやってきたか知らないおばさんたちが施設へノシノシやってきて、高い声で笑い、子ども達も楽しそうにしていた。わたしは自分が楽しかったかどうかは覚えてないけれど、一人のおばさんの白いエプロンのフリルに目が止まった。
あまり見た事がないエプロン。施設の保母のエプロンは飾り気がなくて実用に耐えうるものばかり・・・。きれいなエプロンなんて見た事がなかった。
それでついつい・・・。
斜め後ろ背後から、そのフリルに手を伸ばしてしまった。
バシ!
その瞬間、思いっきりこわばったおばさんの思念と同時に手を払われてしまった。わたしは棒を一瞬飲み込んでから、きょとんとして、それからおずおずと離れた・・・。
おばさんが一番初めにした事は、(作り?)笑顔を張り付かせてわたしににっこり笑った事だった、でも何だかその笑顔は怖かった。だから自分が謝らなくちゃいけない事をした気分が続いている。
その時から、ボランティアのおばさんに接する時は、なるべくいきなり近づかないように気をつけるようになった。心の準備をしてからでなくては、施設の子に本音を向けてしまうから、貴婦人のようなおばさまたちに、みっともない態度を取らせていけないと思った。
それがわたしが持っている、ボランティアの優しいおばさんに関するネガフィルムだ。
| 養護施設にいる間の問題 | 08時37分 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑
こんばんは。
皆さんのサイトやブログ、喜んで読ませて頂きますね!
これから、チョビっと忙しくなる予定で・・・コメントそんなには書けないかもしれないんです・・・すみません。
でも、ずっと読ませて頂こう!と決めてますので。
またチョコチョコお邪魔いたしますよ〜!
おつき合い、どうぞよろしくお願いします!
| あまね | 2007/02/26 05:43 | URL |