「指導の範囲内」という便利な言葉で公然と体罰をする
引用元サンスポ/SANSPO.COM http://www.sanspo.com/sokuho/1226sokuho088.html 頭突き不適切と改善指導−大阪市施設に「体罰なし」 大阪市天王寺区の児童養護施設で入所者の小中学生らが職員に体罰を受けたとされる問題で、市は26日、職員による頭突きなど不適切な処遇があったとして、施設に改善を指導した。 ただ、担当する市児童指導課は「体罰と指導の線引きは難しい。けがの恐れはなく、指導の範囲内。体罰や暴力ではなかった」と釈明した。 同課によると、一部の職員が1月から10月にかけて、時間を守らなかった児童に頭突きしたほか、指導時に頭をはたいたり、胸ぐらをつかんだりした。2004年には発音がうまくできない児童に、職員が不快な発言をしたという。 この施設の施設長は「真摯(しんし)に受け止め、今後の指導に当たっていきたい」と話している。 |
引用元引用元asahi.com : http://www.asahi.com/edu/news/OSK200611200080.html 児童養護施設で体罰の疑い 大阪市が調査へ 2006年11月20日21時38分 大阪市健康福祉局児童指導課は20日、同市天王寺区の児童養護施設で暮らす小中高校生の男女計12人が指導員らから体罰を受けたり、暴言をはかれたりした疑いがあり、調査していると発表した。指導員3人と保育士2人の名前があがっているという。 同課によると、この施設は大阪市住吉区の社会福祉法人が運営。事情があって親元にいられない幼児から高校生まで計145人が入所する。9月末、「入所中の児童が指導員から暴力を受けている」と情報提供があり、10月26、27日の2日間、小学生以上の入所者に聞き取り調査をした。 その結果、小中学生6人が「腕を強くつかまれた」「関節技をかけられた」「頭突きをされた」など体罰があったと訴えた。きつい言葉で不快な思いをしたと訴える小中高生も他に6人いた。 市が今月17日、指導員らから事情を聴いたところ、行為に問題があったことは認めつつ、「あくまで指導の一環だった」と説明したという |
「指導の範囲内」というコトバの罠
職員が指導と称して子どもを殴る感覚を当たり前に身につけているので、手っ取り早いので手が出てしまう。モノを分からせるのに時間を掛けて話し合う時間的余裕がない。すぐに答えを出したい職員は、一番子どもにとって衝撃的な方法を取る。
それが身体に言う事を分からせるつもりで行う体罰。
でもすぐに子どもは殴られる事に対して麻痺するので、職員はもっとインパクトの強い方法を求める。
エスカレートしていく体罰と、体罰に慣れてしまう子ども達、まるで競いあいだ。この記事を一行読むだけで施設の雰囲気がよくわかる。怪我をしてないから体罰がないのじゃなく、見える場所に怪我をさせないだけのこと。そんなのは常套手段だ。
| 気になる記事のCLIP2007 | 03時36分 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
頭突きの事実を確認しておきながらも、指導と体罰の線引きが難しいだなんて、・・・・瞬間的にクレイジーだと感じました。見えない傷、見える傷、
どちらにしても表に出ている傷というのは、見えない傷を隠すため。という印象がある。
| レイ@見える傷は見えない傷を隠すため | 2006/12/28 06:15 | URL | ≫ EDIT