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首相退陣論が拡大=小沢氏、進退に言及−民主

首相退陣論が拡大=小沢氏、進退に言及−民主

 民主党内で31日、米軍普天間飛行場移設問題で迷走を重ねた首相の退陣を求める声が広がった。幹事長は同日午後、国会内で首相と急きょ会談し、その後の党役員会で「これから決めることだ」と首相の進退に言及した。小沢氏は1日にも、首相と再度会談する。党内では夏の参院選への不安が急速に強まっており、情勢は緊迫化してきた。
 首相と小沢氏の会談は、輿石東参院議員会長も交えて8分間行われ、輿石氏は参院選の情勢は厳しいと伝えた。首相は同日夕、首相官邸で記者団に「厳しい局面だが、3人で頑張ろうということになった」と述べた。「続投確認か」との記者団の質問には、「当然だ」と語った。
 これに関し、小沢氏にパイプがある社民党の又市征治副党首は同日夜のBS番組で、首相の退陣は「あす(1日)、あさって(2日)だと思う」と指摘。「(首相が)けじめを付けないと、たくさんの候補者を引き連れて討ち死に(する)。そんなことは、選挙の神様と言われる小沢氏が読んでいるだろう」と語った。
 民主党役員会で、小沢氏は首相との再会談について「中身は一任してほしい」と要請。今後の対応を小沢、輿石両氏に一任することを確認した。
 役員会では、参院選で改選される小川敏夫広報委員長が「党の統治能力が問われている。首相は辞めざるを得ない」と主張。一方、石井一選対委員長は「(参院選まで)残された時間は少ない。ここで首相を代えても状況が好転するとは思えない」と発言し、小沢氏は「そういうことも念頭に首相と話し合う」と述べた。 (続)
(2010/06/01-00:45)


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