社会

上関原発計画 で国が現地調査
(山口県)
去年12月に中国電力が行った上関原発1号機の原子炉設置許可申請に基づき国の専門家が31日、安全審査の一環として現地調査を行った。上関原発計画を進める中国電力は去年12月、経済産業省に
上関原発1号機の原子炉設置許可申請を行った。経済産業省原子力安全・保安院は申請に基づき安全審査を進めていて、その中で地盤耐震性や気象、原子炉施設など分野ごとに専門家に意見を聞く聴取会を設けている。地質や地震など聴取会で委員を務める専門家7人が初めて現地調査に訪れ中国電力から申請内容について説明を受けたりボーリングで採取した地層のサンプルなどの調査を行った。この現地調査は事業者の行った調査結果の評価が適切かどうかを調べるもので場合によっては追加調査を行うこともある。午後からは上関町の建設予定地の調査に向かったがここでは上関原発計画に反対する祝島の人たち約70人が原発反対の幟や横断幕を掲げて地元の強い反対の声があることや中電の申請内容を厳格に審査するようアピールした。現地調査は1日も行われ、予定地周辺の断層に沿って地質や地質構造について視察する予定。 〆
[ 5/31 17:27 山口放送]