5月31日のながさきニュース
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長崎新聞
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参院選長崎、犬塚氏「協力できる」 社民連立離脱で県内3人の反応
社民党が連立政権から離脱した30日、参院選長崎選挙区の立候補予定者3人からは「選挙戦に影響はない」「批判票の受け皿になりたい」といった意見が聞かれた。
社民党推薦で再選を目指す民主現職、犬塚直史氏(55)は、長崎市元船町のホールで決起集会を開いた。高木義明衆院議員はあいさつで「離脱は残念」と述べたが、犬塚氏は「世間が普天間問題に興味を持っている今こそ、外交問題に取り組むいい機会」と強調。終了後の取材に「(私は社民と)政策的に共有するところがある。政局がどう動こうが、協力できると信じている」と選挙戦に影響するとの見方を打ち消した。
自民新人の金子原二郎氏(66)も元船町で街頭演説。諫早湾干拓問題などで政府を批判したが、普天間問題には触れなかった。だが取材には「国防への認識が甘かった、と自ら認めるような総理を選んだのは不幸だった」と皮肉たっぷり。選挙戦への影響は「ない。犬塚さんの考え方は民主より社民に近い。社民が連立を離れても、こちらに票が流れるわけではない」と冷ややかな見方を示した。
共産新人の渕瀬栄子氏(54)は銅座町で、有権者に「今の政治への怒り」を聞き、ボードの該当項目にシールをはるイベントに参加。「普天間問題」にシールが多く集まった。
渕瀬氏は政府に対し「沖縄県民や国民への裏切り」と憤り、社民には「与党に入った時から頑張っておけばよかったのに」。選挙に向け「民主党に『ノー』という人は、基地の無条件撤去を訴える私に託してくれるのでは」との皮算用もして見せた。
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