宮崎県で種牛49頭を殺処分 残りはエース級5頭に |
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殺処分された種牛「安平」(宮崎県家畜改良事業団提供)
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口蹄疫問題で宮崎県は31日、全国の畜産関係者に“伝説の牛”として知られた「安平」や、次世代のエースを含む種牛49頭を殺処分した。県が保有する種牛は、県家畜改良事業団(高鍋町)から西都市に避難させたエース級の5頭だけとなった。5頭については、県が経過観察を続ける。 一方、榛葉賀津也防衛副大臣が同日、宮崎県庁を訪れ、東国原英夫知事と面談した。防衛省は家畜の埋却地不足に対応するため、航空自衛隊新田原基地(同県新富町)の周辺用地を提供する方針を決めている。 面談後、榛葉副大臣は「地元や県から要請があれば、すぐにでも土地を提供できる態勢を整えている」と述べた。 防衛省によると、騒音対策などのため、新田原基地の周辺に点在する土地計約100ヘクタールを所有している。 県によると、感染疑いが見つかった農場で殺処分対象になった牛や豚のうち、5万頭以上が埋却地不足などで処分が遅れている。
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(初版:5月31日17時47分) |