最終更新: 2010/05/31 19:47

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口蹄(こうてい)疫問題 宮崎県の種牛49頭の処分実施 鳩山首相は1日に宮崎入りの予定

家畜伝染病・口蹄(こうてい)疫の問題で、救済措置を求める声が上がっていた宮崎県の種牛49頭の処分が実施された。
宮崎県の東国原知事は30日、「殺処分については、一両日中に完了する予定であります」と述べた。
宮崎県内で猛威を振るう口蹄疫。
救済措置を求める声が上がっていた種牛49頭についても31日、殺処分が実施された。
先週、49頭のうち1頭に口蹄疫の症状が確認されたため、国からも早い対応を求められていた。
一方、別の場所に移動し、経過観察している「エース級」の種牛5頭については、今のところ口蹄疫の症状は出ていないという。
こうした中、口蹄疫に揺れる宮崎県への支援の輪が広がっている。
鳥取・米子市の焼き肉店では、宮崎県を応援する取り組みが始まった。
鳥取県はブランド牛「大山黒牛」の産地で、普段は宮崎牛といわばライバル関係にある。
「焼肉 強小亭」の西田佳樹さんは「(発生した)一部の口蹄疫のことで、牛が売れなくて困ったり、売れても在庫を抱えたり、残ってしまっている。風評被害が多いので、助けてあげたい。同じ仲間として、応援したいという気持ち」と語った。
通常、大山黒牛だけを扱うこの店では、急きょ宮崎県産の牛肉を仕入れ、6月1日から応援キャンペーンを展開する。
客にチラシなどで宮崎県の実情を紹介し、売り上げの一部を宮崎県に寄付するという。
6月1日、鳩山首相は宮崎を訪問し、口蹄疫対策をめぐり東国原知事と意見交換する予定。

(05/31 18:50)


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