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5月30日(日)宮崎県口蹄疫全頭殺処分への素朴な疑問A 

 全頭殺処分に、厚労省医系技官の木村盛世さん(感染症疫学)が反論

 やっと殺処分に異論を唱えている人を、ネットで見つけました。どうしてこういう意見がマスコミに出ないのでしょうか。もっともっと議論すべきだと思います。

   口蹄疫感染による家畜殺処分やそれを前提にしたワクチン投与に対し、厚労省の医系技官が、ツイッターで疑問をぶつけて波紋を呼んでいる。人にうつったりしないのに、新型インフルと同じ過剰な騒ぎだというのだ。農水省などからは、「致命的な病気で、放っておいたらまん延する」と反論も強いが、どうなのか。

   ツイッターで疑問を呈した厚労省医系技官の木村盛世さん(感染症疫学)は、2009年5月28日の参院予算委員会で新型インフルの政府対策を批判して話題を呼んだ。

家畜の群れが免疫をつけるまで待てばよい

殺処分批判に賛否両論が
殺処分批判に賛否両論が

   羽田空港の検疫官として参考人に呼ばれ、機内検疫による水際対策偏重で国内対応が遅れがちになったと主張したのだ。木村さんは、ノンフィクション作家として、天然痘テロの危険性を指摘した「厚生労働省崩壊」も書いている。

   木村さんは今度は、口蹄疫問題で家畜殺処分などに噛みついた。ツイッターで10年5月21日、「口蹄疫は人間の『はしか』みたいなものだろう。麻疹も感染力が強いが、罹ったからといって子供を殺すことはしないだろうに」とつぶやいた。致死率は数%で、人にもうつらないのに、殺処分はおかしいということだ。そして、家畜の群れが免疫をつけるまで待てばよいと指摘した。




5月25日(火)宮崎県口蹄疫全頭殺処分への素朴な疑問@

 
宮崎県口蹄疫発生対策として、半径10キロ以内の牛や豚30万頭にワクチンを接種して、その後、全頭殺処分し、焼却などを行うそうです。この病気に感染した家畜がこれまでに約200頭出ているそうですが、だからといってこのような対策は本当に正しいのでしょうか。

 もしこの感染力の強い伝染病が、人間の場合だったらどうするのだろうかと思わず考えてしまいました。人間なら感染者の治療に全力をあげ、隔離や消毒で感染が広がるのを止めようとするでしょう。
動物なら全部殺せばいいという発想に人間として戦慄を覚えますし、このような殺処分対策に異議を唱える人が報道で見あたらないのにも、こわさを感じます。対策は一つしかないのではなく、いろいろ考えられるはずです。病気の原因はウィルスという目に見えない得体の知れないもののようですが、対策として、殺さなくてもいい方法なども検討していただきたいものです。

 
成牛の場合、罹患しても、死ぬのは5%以下だそうです。あとは自然治癒する。(幼い家畜は50%の高率で死亡するそうですが)。今回、中国から輸入したワラにウィルスがついていたのではと疑われているということです。全頭殺しても、新しく飼いだして、またワラを輸入したら同じことになるのではないでしょうか。それより、免疫を持った家畜が残ったほうがいいということはないのでしょうか。

 ちなみに、
発展途上国で同じことが起きた場合、ワクチンを打って終わるだけだそうです。


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