共産党の市田忠義・書記局長が30日、参院選山口選挙区に立候補を予定している同党新人、木佐木大助氏(55)の応援のため、山口市の市民会館で講演した。
支持者ら約1100人を前に、市田氏は「自民もダメ、民主もダメの今、新党ブームが起きているが、人気の上がっているみんなの党も『小泉構造改革は正しかった』と主張するなど期待できない」と指摘。米軍普天間飛行場移設問題について「米国に沖縄の意思をはっきり伝えるべきだ」と現政権の対応を批判した。
木佐木氏は「抑止力とか、安保と言われると思考停止するような政治から脱却せねばならない」と話し、同党への支持拡大を訴えた。
〔山口版〕
毎日新聞 2010年5月31日 地方版