家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)問題で、農林水産省と宮崎県は30日未明、えびの市で実施した清浄性確認調査について、発生農場から半径3キロ内と、周辺の牛飼養農家の計155戸の計1384頭を対象とした牛の血液検査は、動物衛生研究所(東京)でいずれも陰性と確認されたと発表。今後、移動制限区域内(半径10キロ)での牛、豚などの目視検査を実施し、ウイルスが残っていないと確認されれば、6月4日に移動・搬出制限を解除し「終息宣言」を出す。【佐藤浩、石田宗久】
農林水産省と宮崎県は30日、川南町など5市町の14農家で新たに感染疑いのある牛と豚が確認されたと発表した。225~238例目。14農家と関連農場の計7919頭は殺処分される。14農家はいずれも23~26日にワクチン接種をしていた。
県は、家畜改良事業団の種牛49頭を31日に殺処分すると発表。ワクチン未接種の農家が残り7戸であることを明らかにした。
毎日新聞 2010年5月30日 22時31分