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児童ポルノ禁止強化訴えシンポ、単純所持規制が必要/横浜

2010年5月30日

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 児童ポルノのまん延に対する規制強化を訴えるシンポジウムが30日、横浜市中区内で開かれた。CSECジャパンフォーラムの主催。1999年に施行された児童買春・児童ポルノ禁止法は昨年、自己観賞目的の「単純所持」を禁じる改正案が与野党間で大筋合意されたが、その後は宙に浮いた状態となっており、フォーラム参加者は今国会での早期審議入りを求めた。

 児童ポルノをめぐっては単純所持のほか、漫画やアニメなどの架空キャラクターによる性描写を規制対象とするかどうかも論点。「被害児童が実在しない創作物は区別すべき」「表現の自由を侵害する」との反対意見があり、議論が続いている。

 パネリストとして参加した中里見博・福島大准教授は「子供の性的人格権を侵害する商品は需要を抑制すべきだ」と、単純所持規制の必要性を強調。漫画やアニメについても「子供を性の対象とするのは虐待。それに寛容な社会を促進する仮想商品の供給は強い公共性を持たない」と指摘し、規制すべきとの考えを示した。

 人身売買や性暴力の被害者支援を続けるポラリスプロジェクト東京事務所の藤原志帆子さんは「経験の少ない子供たちをもとにした児童ポルノは一度作られたらネット上にまん延し、回収は不可能」と、対応を訴えた。

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