石川県小松市の沖合で漁船に乗っていた2人の行方がわからなくなっていた事故で、現場付近の海域から男性1人が遺体で見つかりました。海上保安部などが残る1人の捜索を続けています。
28日に石川県小松市の沖合で漁をしていた「第三菊丸」(6.6トン)が無人のまま浮いているのが見つかり、漁船に乗っていた石川県加賀市の西川外茂夫さん(67)と弟の茂男さん(66)の2人の行方がわからなくなりました。金沢海上保安部が仲間の漁船などとともに捜索した結果、30日午前、現場からおよそ1キロ離れた海底で男性1人が遺体で見つかり、弟の茂男さんと確認されました。「第三菊丸」はエンジンがかけられ、たい漁に使う網も海に入ったままだったということで、金沢海上保安部は2人が操業中に何らかの原因で海に転落したとみて、引き続き兄の外茂夫さんの捜索を行っています。