【福岡】博多座 船乗り込み

05/30 16:54 更新

6月2日から始まる博多座大歌舞伎を前に、恒例の「船乗り込み」が行われ、歌舞伎役者らが川岸の見物客の歓声に応えました。船乗り込みは、役者が「ご当地到着」を知らせ、来場を呼びかける歌舞伎の伝統行事です。のぼりを立てた船には人間国宝の坂田藤十郎さんや中村吉右衛門さんをはじめ、歌舞伎役者16人が乗り、福岡市の中洲を流れる博多川をおよそ800メートル下ります。川端ぜんざいの飾り山笠の前では、船を止めて演目の口上が述べられました。紙ふぶきが舞う中、詰め掛けた人たちからは「山城屋」、「播磨屋」などさかんに掛け声がかけられていました。博多座の6月大歌舞伎は2日から始まります。