【トホホ取材記】「混雑している電車内で、女性の体を触ったとき、手のひらでは言い逃れできないが、手の甲であれば痴漢の罪に問われない‥」こんな話を耳にしたことはないだろうか。
5月28日午前8時15分ごろ、横浜−桜木町駅間を走行していたギューギュー詰めのJR根岸線車内で、通学途中の横浜市立高3年の女子生徒の胸を触ったとして、横浜市都市経営局政策課職員の男(38)が県迷惑行為防止条例違反(痴漢)の現行犯で神奈川県警鉄道警察隊に逮捕された。正確には被害に遭った女子高生が「何触ってんの!」と一喝して男の腕を掴んだため、普通の市民による「常人逮捕」と呼ばれる状態で、男は常人逮捕直後に鉄道警察隊員に引き渡された。
捜査関係者などによるとこの男、混雑した電車内での行動が常日頃から不審だったため、鉄道警察隊員が長いことマークしており、この日も男性2人、女性1人、計3人の隊員が、一挙手一投足を見逃すまいと車内で凝視していた。 男は、女子高生の右肩にぴったりと体を密着させ、自身のスーツの襟を掴むように右手を忍ばせ、その手の甲が女子高生の胸に当たるように調節してグリグリしていた。
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