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赤松農水相が宮崎入り 「感染拡大、申し訳ない」

2010年5月30日20時8分

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写真:東国原英夫知事(手前)と意見交換する赤松広隆農林水産相(中央)=30日午後3時10分、宮崎県庁、長沢幹城撮影東国原英夫知事(手前)と意見交換する赤松広隆農林水産相(中央)=30日午後3時10分、宮崎県庁、長沢幹城撮影

写真:東国原英夫知事(右手前)と意見交換する赤松広隆農林水産相(左端)=30日午後3時9分、宮崎県庁、長沢幹城撮影東国原英夫知事(右手前)と意見交換する赤松広隆農林水産相(左端)=30日午後3時9分、宮崎県庁、長沢幹城撮影

 赤松広隆農林水産相は30日、家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)の被害が広がる宮崎県を訪問し、県庁で東国原英夫知事と意見交換した。冒頭、赤松農水相は「残念ながら(感染や感染疑いの家畜の)数そのものは抑え込むことができず、その点は本当に申し訳なく思っている」と謝罪。その上で感染拡大や流行を防ぐため、1日1万頭をめどに1週間以内に殺処分を終えるよう求めた。

 意見交換は約20分間で冒頭のみ公開された。感染拡大について、赤松農水相は「私どもの力不足があったと思う」と語った。一方で、これまでの対策については「間違っていない。むしろ徹底してやれるかどうかだ」と強調した。

 会談後、赤松農水相は、殺処分を終えていない牛や豚が5万5千頭いるとし、「今日の一番の主眼。やろうと思えば1日1万〜1万2千頭は処理できる。今週中に終わらせてほしい」と県に急ぐよう求めたことを明らかにした。

 一方、東国原知事は謝罪について「真摯(しんし)に受けとめていただいた」。また、1日1万頭ペースの殺処分については「ワクチンがほぼ打ち終わった。その人員や資材を殺処分や埋却の作業に充てられる。スピードはこれから増すと思う」との見通しを示した。

 その後、赤松農水相は口蹄疫発生地域の一つ、同県新富町を訪問。土屋良文町長は声を震わせて、「(日本の畜産を守るためワクチン接種が必要だと)農家は涙を流して注射を打っている。その思いをしっかり受け止めてください」と訴えた。

 赤松農水相は「農家が安心できるよう、農家の立場に立った人が家畜の補償評価をするようにしたい」と応じ、会談後には「総理から『国がしっかり面倒を見るので安心して』というメッセージを出すよう、お願いしたい」とも語った。

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