海兵隊の実弾訓練に反対集会
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海兵隊の実弾訓練に反対集会

5月30日 16時46分

普天間基地の移設問題が議論となっている沖縄に駐留するアメリカ軍の海兵隊が現在、北海道の自衛隊の演習場で行っている実弾射撃訓練に反対する集会が、釧路市で開かれました。

海兵隊の実弾射撃訓練は、今月26日から来月9日までの日程で、夜間も含めて北海道東部にある陸上自衛隊の矢臼別演習場で行われています。演習場内では29日、りゅう弾砲を使った射撃訓練中に実弾が落ちた付近の枯れ草およそ6ヘクタールが燃える火事が起きています。集会は連合北海道などが演習場に近い釧路市で開き、北海道の各地から1200人が参加しました。このなかで、連合北海道の高柳薫会長が「普天間基地の問題など議論が高まっているさなかであり、暮らしの安心と安全を守るため訓練の中止を求めたい」とあいさつしました。矢臼別演習場で海兵隊の実弾射撃訓練が行われるのは、今回が11回目で、集会では訓練が基地の拡大や強化を図るものだとして、鳩山政権にアメリカ軍基地の整理と縮小の実現などを求めるアピールを採択しました。このあと、参加者は訓練への反対などを訴えながらデモ行進しました。参加した男性は「基地を撤去してほしい。夜間訓練などは戦争のためのものであり、日本で行うのは許せない」と話していました。