口蹄(こうてい)疫問題 宮崎県が種牛の延命を求める中、国会で集中審議
口蹄(こうてい)疫問題で、宮崎県が種牛の延命を求める中、国会で集中審議が行われている。
宮崎県で感染が拡大している家畜伝染病の口蹄疫について、衆議院の農水委員会で質疑が行われている。
赤松農水相は「きちっとやるべきところはやらざるを得ないというこで、ぜひご理解をいただきたい」と述べた。
山田農水副大臣は「肉として出荷することは、外に出すことは自由ですから」と述べた。
これに対し、自民党の江藤衆院議員は「あんまり役人が後ろから、知恵つけるんじゃないよ! 政治主導なんだから! 現状認識がまったくなっていない!」と述べた。
委員会は25日午前9時から始まり、赤松農水相や現地対策本部で陣頭指揮を執る山田副大臣も出席し、国の対策などをめぐり、質疑が行われた。
これに先立ち行われた閣議後の会見で、赤松農水相は、宮崎県が殺処分しないよう求めている県が保有する種牛49頭について、「(県が保有する種牛49頭について)疑似患畜に指定された以上、法律に従ってやるのは当然のことだと思います。まだ49頭残っていることの方がむしろおかしい」と述べ、種牛49頭は殺処分されなければならないとの見解を示した。
(05/25 11:55)