口てい疫 感染勢い衰えず協議
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口てい疫 感染勢い衰えず協議

5月30日 4時50分

家畜の伝染病、口てい疫の問題で、宮崎県では感染した家畜を処分して埋める作業のペースが、このところ上がってきたものの、感染の勢いは依然、衰えず、東国原知事は30日、宮崎県を訪れる赤松農林水産大臣と今後の対応を協議することにしています。

宮崎県は、30日未明、新たに8か所の農場で口てい疫に感染した疑いがある牛や豚があわせて19頭見つかったと発表しました。これで、感染、または、感染の疑いがある家畜が見つかった農場は232か所になり、処分対象の家畜は16万2000頭余りになりました。発生地域では今月26日以降、感染した家畜を処分し埋める作業が1日に5000頭を上回るペースで進んでいますが、感染の勢いは依然、衰えていません。このため農林水産省と宮崎県は半径10キロの地域で家畜をすべて処分するとともに、10キロから20キロの地域で牛や豚をすべて食肉に加工し、この地域の家畜をゼロにする対策を急ぐことにしています。しかし、処分した家畜を埋める土地の確保や閉鎖した食肉処理場を再開する態勢など、必要な準備はまだ十分整っておらず、東国原知事は30日宮崎県を訪れる赤松農林水産大臣と今後の対応を協議することにしています。