かつて港町として栄えた芦屋町で29日、町内に多く残る神社仏閣などの史跡を、学芸員とともにめぐる歴史散策があり、約20人が参加した。史跡の歴史的背景や意義の解説を受け、芦屋の町の奥深さを学んだ。
参加者は、町歴史民俗資料館の山田克樹学芸員の解説を聞きながら、町役場周辺の同町西浜町や幸町を歩いた。芦屋の繁栄を象徴する、密集した寺院や大きな米蔵跡・劇場跡が史実やこぼれ話を交えて紹介されると、感嘆の声が漏れ、メモを取る参加者も。また、道中では古い町並みや道端の草花も楽しめ、参加者は約3時間の散策を満喫した様子だった。
=2010/05/30付 西日本新聞朝刊=