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「大毅vs坂田」決定へ!開催は8月以降に

 ボクシングのWBA世界フライ級王者・亀田大毅(21)=東日本協会=と同級6位・坂田健史(30)=協栄=のタイトル戦が実施されることが29日までに決まった。25日に亀田陣営と協栄陣営による2度目の交渉が行われ、タイトル戦開催へ向けて大筋で合意に達した。30日までにファイトマネーなど条件面の詳細を詰め、31日に日本ボクシングコミッション(JBC)に正式な書類を提出する。タイトル戦は8月か9月の開催を目指す。

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 大毅VS坂田で交渉中の亀田陣営と協栄陣営が、ほぼ合意に達した。25日に都内で2度目の交渉を行い、両陣営は対戦について大きく前進。大毅と坂田のファイトマネーや試合日時など詳細については、完全に詰め切れなかったが、30日までに話し合い、交渉のリミットである31日に正式にサインを交わす。

 今月3日の入札で協栄ジムがタイトル戦の興行権を獲得してから、水面下での話し合いは順調に進んだ。2度の交渉では、協栄ジムから興毅&大毅へのファイトマネー未払い問題に関しても話し合われ、両陣営が納得する形で和解。大きな障害がなくなったことで、大毅‐坂田の実現へ、一気に加速した。

 当初、試合日は落札した日から90日以内とのルールから7月下旬開催を予定していた。だが、WBAが交渉期限を1週間延長したこともあり、試合日はずれ込む可能性が高い。今後、試合会場とテレビの放送枠の確保が急務となり、現実的には早くても8月以降の開催となる見込みだ。

 現在、大毅は東日本協会預かりの身であるが、来週中にも新体制で亀田ジムが再スタートする。その後、大毅は、亀田ジムでの練習が可能となり、亀田ジム所属として世界戦のリングに上がることができる。これまで続いていた亀田ジムと協栄ジムの敵対関係がようやく解消し、ついに“因縁対決”が実現する。

(2010年5月30日)
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