もう時効だよね。
高校の頃の悪事。
朝鮮高校時代だし、その頃は国籍も違うからOK?
朝鮮進駐軍ばりに暴れてたあの頃。
大阪はあの頃熱かった。
朝鮮進駐軍は俺が高校生だった15年くらい前は、俺が朝鮮進駐軍と思ったぐらいにやりたい放題やった。
女とかさらっても、不起訴。
乞食とかボコボコにしても、無問題(この頃の癖が今も少し治らない。河原ゴルフ。)。
最後は、人権派の弁護士が助けてくれるし、通名変えればいいしな。
そんな時代が懐かしい。
今は、日本国籍。
あの頃、俺を助けてくれた弁護士への感謝の気持ちかな。
弁護士は合法的な悪のミカタ。
それを教えてくれたから、帰化した。
けど、悪のミカタは意外と儲からない。
同胞を助けても、金にならない。
金持ってるやつから金もらわないと。
地主、金持ちの離婚希望の人妻。
こいつらはめんどくさいが、親身なフリですぐ騙せる。
らくな商売。
憧れていた悪のミカタになれる日は来るのかな。
週末の密かな趣味の日が来た。
鬱になると、いつも近所の土手へ。
俺がここが好きな理由は、ゴルフの練習。
ゴルフの練習ができるから。
タダで。
嘘。
ゴルフの練習もできるが、そんなのはどうでもいい。
他のサラリーマンのおっさん連中は無料ゴルフ練習に夢中だが。
ってか、ここでゴルフ危険だろ。
人結構居るぞ。
ではなく、俺の密かな楽しみは、ゴルフの練習のフリをして、草むらの浮浪者を狙うこと。
対岸の土手の上の道路に庶民が居なくなったのを見計らって、手前の草むらに立っている小屋めがけてフルスウィング!
プロゴルファー猿並の命中率でヒット!
たまに、小屋の中に入って「ギャー」とか聞こえると最高!
川の対岸だから、絶対に追えないし。
何か言われても、ミスショットって言えばいい。
使うボールは、そのあたりに落ちているロストボール。
鞄には新品のボールを入れてる。
何か言われても「俺は新品のボールしか使ってない。飛んできたボールは俺のではない」で押し通せるから。
証拠がなければ、何もできない世の中。
浮浪者と弁護士どっちが信用されるかも一目瞭然。
これが、俺の唯一の生き甲斐。
完全犯罪。
ちっちぇ。