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労働者供給事業

 投稿者:noiz  投稿日:2010年 3月27日(土)12時48分9秒
返信・引用 編集済
  組合費をマージン相当とみなす主張はどうかと思うなぁ。

浜口氏とやらもさわりだけ指摘していますが、労組による労供事業は職安法第44・45条の規定による「無料」紹介であるからこそ法的認可を受けているわけです。1985年の派遣法による労働者供給事業の原則禁止から「派遣」にあたるものだけが除外されましたが、そもそもなぜ供給事業が原則禁止されたのか、その歴史的経過から考えないと話がさかだちするのでは?

もちろん職安法の規定を読んでもその経緯は見えてきません。はしょっていえば、口入れ稼業が「人貸し」(実質的な人身売買になりうる)だから禁止されたんです。戦前から続く状況への反省であったわけですよ。その禁止がおよばない現実の問題として各地の寄せ場やタコ飯場があったのですが。表面化しないだけで、いまでもやべえ飯場はある。法規制がなく野放しだったらこの列島は飯場列島になる。それでもわれわれ労働者は生き抜くけどね。

しかし組合費がマージンとはねえ。それって「労働組合は自分たちでつくるもの」という意識ではなく、たんなる救済サービス機関としてとらえる発想にはなじむものの考え方じゃないでしょうか。ようするに消費者の発想ね。「何かしてくれるからこそ払う」と。冗談じゃねえな。

とかいいながら、やばい、滞納組合費をなんとかしなきゃ。(これは純粋に現状では余裕がないのでためこんでいるわけで、サービスを受けていないから払わないということじゃありません、といいわけ)

追記
当事者団体である労働者供給事業関連労働組合協議会(労供労組協)の議長が、労供事業と派遣法についてふまえる主張をしていますね。

伊藤彰信「派遣も労供もできるのは労働組合だけ」(『賃金と社会保障』1497号、2009.9)
http://www.union-net.or.jp/roukyo/2009_7_5chingin_syakaihosyou.pdf
 

へへへ、でも結局さぁ、

 投稿者:バッジ@ネオ・トロツキスト  投稿日:2010年 3月27日(土)12時45分58秒
返信・引用
  労組が労働者供給事業(就労斡旋)を本格化・普遍化させるとなると、企業別組合主義だけじゃなく産別主義も地域別主義も時代遅れだということになるよねwwww
個人加盟で全労働者が組織化されるようになっていく。

そうすると、事は、労働組合運動の根幹問題にまで斬り込んで行くことにならざるをえない。「労組」の概念自体も拡張せざる得なくなる。

楽しい議論ですねwwww

http://津

 

↓無題はまずい。>dkさん

 投稿者:伊達 純  投稿日:2010年 3月27日(土)11時35分23秒
返信・引用 編集済
   編集機能を用いて題名を書き込んだ方がいいです。

 それから私の立場は概ねdkさんと同じということはわかって貰えると思うけれども、以下の点について。

> 総会への参加【一般的な企業でいえば、株主総会への傘下プラス役員への立候補権】
> が権利として保障されます。いわゆる労働者生産協同組合にのりは近くなるはず。

 役員への立候補権をはじめ総会へ参加する権利が労働組合員にあるとは言っても、形骸化されていたりすることが多々あるのではないか、と。

 例えば沖電気を解雇された田中哲朗さんが労働組合の役員に立候補したら、どのような労使一体となった対応に遭ったかということ。

沖電気指名解雇事件、その後の職場の変化
http://www.din.or.jp/~okidentt/link1.htm

 労働者生産協同組合ではないけれども、生活協同組合の総会(総代会か?)が、実際にはどれだけ非民主的かということも聞いていますし。

 その上で、しかし労働組合が行なう労働者供給事業と営利企業が行なう労働者派遣業、労働組合費と労働者派遣業が行なっている中間搾取、ピンハネとを同一視することには私は与しませんが。

 要は、身近な仲間を含めてどのように民主化して行くか、団結の輪を広げて行くかということと関わってくるように思いますね。
 

労組はなぜ供給業が認められたのか

 投稿者:dk  投稿日:2010年 3月27日(土)10時09分46秒
返信・引用 編集済
  ※無題だったので訂正しました

中間搾取と組合費を同一視する見解は、さすがにどうか?と思いますね。
組合が労働者供給業を展開する場合、総会への参加【一般的な企業でいえば、株主総会への傘下プラス役員への立候補権】が権利として保障されます。いわゆる労働者生産協同組合にのりは近くなるはず。
さらに組合費は、何かあった時の保証料(相手先との交渉・交渉代行料)にもなるわけですし、組合費はきちんとしている組合なら、原則バックされてくるはずのものです。また、仕事がない時には、賃金に回す(闘争支援金?)ことも可能。
そういう中に、紹介斡旋料のようなものが含まれていると。

ところが現状のいわゆる派遣会社には上記のようなものは一切ありません。

そもそも派遣会社は、利潤を上げることが目標ですが、労働組合はメンバー・労働者の権利擁護が目標ですから、非営利で回すことが可能です。株主配当に相当するものはありません(強いて言えば組合員に分配する?こと。現実には、組合員に仕事を斡旋することが分配)。

根本的に、中間搾取をしなくても回るように組織が作られているわけですよ。
 

>とは言っても、

 投稿者:伊達 純  投稿日:2010年 3月27日(土)01時29分47秒
返信・引用 編集済
  > 現実に労働者供給事業を行っている労働組合も組合費という形で
> 組合員からお金を集めているのではないでしょうか。
> で無ければ、継続的に労働者供給事業を行うことは不可能ですから。

 労働者供給事業を継続して行なうということと、それによって利潤を得ることとの間には、あるいは労働者が得た賃金から労働組合へ組合費を支払うことと派遣先の会社と派遣労働者との間に派遣会社が入って明らかに中間搾取(ピンハネ)をしていることとの間には本質的な違いがあると思いますが?

 なお現在の派遣制度でマージン率が明らかにされていないことが問題であるという点については、私もその通りであると思います。

※補足
 労働組合費が労働者の給料から自動的に天引きされているような場合は、派遣先の会社と派遣労働者との間に派遣会社が入って中間搾取(ピンハネ)をしているのと 相 近似、ニアリィ・イコールであるとは思います。
 

労働組合による労働者供給事業(2)

 投稿者:まこと  投稿日:2010年 3月26日(金)23時30分44秒
返信・引用 編集済
  >あるいは労働組合が職業紹介を無料で行なう。これだと中間搾取にはなりません。

とは言っても、現実に労働者供給事業を行っている労働組合も組合費という形で組合員からお金を集めているのではないでしょうか。で無ければ、継続的に労働者供給事業を行うことは不可能ですから。

労組の職業紹介にしても、それが現在の派遣会社を代替するほどの機能を有するものであるならば、現実問題としてやはり運営コストという問題を考えることは避けられないでしょうね。

この点についても、前掲の濱口桂一郎氏の著書は以下のように指摘しています。少し長くなりますが、引用します。

『実態として登録型派遣事業における登録状態に最も近いのは、労働組合の行う労働者供給事業における組合員としてのメンバーシップでしょう。(略)

登録型派遣事業とは、労働組合以外によるものであっても、一定のメンバーシップに基づく労働者供給事業には弊害がないから認めたものなのではないでしょうか。そして、そう考えれば、登録型派遣事業についても労働者供給事業と基本的に同じ規制を行えば足りるはずであり、逆に同じ規制を行うべきであるということになるはずです。

労働者供給事業については、極めて乏しい議論しかされていませんが、いくつかの裁判例は存在します。鶴菱運輸事件(略)、渡辺倉庫運送事件(略)、泰進交通事件(略)といった地裁レベルの判決はいずれも、供給先と供給労働者の関係を「使用関係」としながら、供給組合と供給先の間の供給関係が存在する限りで存続する特異な使用関係としています。(略)登録型派遣事業における派遣先と派遣労働者の関係も、社会的実態としてはこれと同じであると考えられ、同じような特異な使用関係と捉えることが最も適切であったはずです。ところが、一九八五年に労働者派遣法が制定される頃には、実態的に労働者供給事業と類似する登録型派遣事業を、請負や出向と類似する常用型派遣事業と全く同じ法的構成(「自己の雇用する労働者を……」)の中に押し込めてしまったのです。(略)

現在の仕組みでは、労働者供給事業を行う労働組合と供給先の企業が労働協約を締結し、これが供給契約になるとされていますが、そうすると供給先と供給先の間の商取引契約である供給契約が、同時に供給労働者の労働条件に規範的効力(略)を有する労働協約でもあるということになってしまい、労働法規制のあり方として問題をはらんでいます。(略)

登録型労働者派遣事業、労働組合の労働者供給事業、臨時日雇い型有料職業紹介事業を横に並べて考えると、社会的実態として同じ事業に対して異なる法的構成と異なる法規制がなされていることの奇妙さが浮かび上がってきます。そのうち特に重要なのは、事業の運営コストをどうやってまかなうかという点です。労働組合の労働者供給事業は法律上は「無料」とされていますが、組合費を払う組合員のみが供給されているのですから、実質的には組合費の形で実費を徴収していることになります。これと同じビジネスモデルである登録型派遣事業では、派遣料と派遣労働者の賃金の差額、いわゆる派遣マージンがこれに当たります。正確にいえば、法定社会保険料など労働者供給事業や有料職業紹介事業では供給先や紹介先が負担すべき部分は賃金に属し、それ以外の部分が純粋のマージンというべきでしょう。』

私見では今の派遣制度の問題点の一つには、派遣会社がどれだけ中間マージンを引いているのかが派遣労働者には分からないというところだと考えています。派遣会社には中間マージンに対する法的規制を負わせるべきですし、派遣労働者への開示を義務付けるべきだと考えます。
 

労働組合による労働者供給事業

 投稿者:まこと  投稿日:2010年 3月26日(金)23時09分10秒
返信・引用 編集済
  労働組合による労働者供給事業は新運転(新産別運転者労働組合)などが展開していますね。

http://www.sinunten.or.jp/

以下、濱口桂一郎氏の「新しい労働社会−雇用システムの再構築へ」(岩波新書)に掲載されているコラム「日雇い派遣事業は本当にいけないのか?」より引用します。

『実は、労働組合による労働者供給事業や臨時日雇い型有料職業紹介事業においても日雇いという雇用形態が一般的です。そして、そのこと自体がそこで働く労働者にとって問題とされたことはありません。むしろ、日雇いが悪いという一方的な決めつけによって、労働組合の労働者供給事業が弾圧されたことがあるのです。

新運転は一九六〇年以来、労働者供給事業を行ってきましたが、翌年運輸省が旅客自動車運送事業運輸規則の改正により日雇い運転者の使用を禁止したため、反対運動を繰り広げたことがあります。当時、国会で社会党の議員は「日雇いのどこが悪いのか。そもそも運輸省が雇用関係を規制するのはおかしいではないか」と運輸行政を責めていました。結局、貨物輸送については日雇い禁止を適用しないこととされ、同労組はそちらに活路を見出していきます。しかし、日雇いが悪いという単純な発想で政策を立案することがもたらす問題点が言いがたいようです。

ちなみに、上記法案(※二〇〇八年に国会に提出された労働者派遣法改定案)は日雇い派遣事業の原則禁止を定めていますが、政府は一方で物流やイベント設営などこれまで日雇い派遣事業を活用してきた分野には日雇い職業紹介事業で対応するという意向を示しています。これは、法的構成を抜きにしていえば、日雇い派遣事業に派遣先の使用者責任とマージン規制を導入してそのまま認めることと社会的実体はほとんど同じです。』

http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn0907/sin_k479.html
 

明日のアソシエ講座は面白いっ!\(^o^)/

 投稿者:まっぺん  投稿日:2010年 3月26日(金)22時00分30秒
返信・引用 編集済
  変革のアソシエが昨年6月発足以来1サイクルを終え、
4月10日の第2回大会開催をもって第2年度に進もうとしていますが、
第1年度の最後の講座として、3月27日に労働講座があります。
講師に迎えるのは、関西において近畿生コン関連協同組合連合会の
理事として活動しておられる増田幸伸さんです。

労働者が社会の主役として企業活動との接点を結んでいく時、
どのようなあり方があるのか、関西における生コン労働者と生コン関連
企業との関係の中から作りだしてきた運動の成果を学ぶことは、
関東の労働運動にとっても大きな収穫となるのではないかと思います。

「変革のアソシエ労働講座」
大失業時代に負けるな
―社会資本政策研究会の意義

■日時:3月27日(土) 午後3時〜5時
■場所::協働センター・アソシエ(中野駅南改札口1分)
 〒164-0001 東京都中野区中野2-23-1 ニューグリーンビル309号
■申込:もうしこみは不要です。当日開講時間までにおいでください。
■受講料:1000円(失業、学生など事情ある方は割引します)
■講師:増田幸伸(近畿生コン関連協同組合連合会専務理事)
http://homepage3.nifty.com/associe-for-change/study2009/study02.html

増田さんによる『コモンズ』連載記事(一部)
http://www.com21.jp/journal/003/003_067.html#02
http://www.com21.jp/journal/005/005_067.html#02
http://www.com21.jp/journal/008/008_07.html#01
http://www.com21.jp/journal/011/011_07.html
http://www.com21.jp/journal/015/015_07.html#00
http://www.com21.jp/journal/018/018_05.html#00
http://www.com21.jp/journal/019/019_023.html#02
http://www.com21.jp/journal/020/020_07.html#00
 

Re: 労働者派遣業について

 投稿者:バッジ@ネオ・トロツキスト  投稿日:2010年 3月26日(金)18時19分40秒
返信・引用 編集済
  > No.7034[元記事へ]

伊達 純さんへのお返事です。

>  こうなると派遣会社は存在そのものがムダではないか、とすら言える訳で。
>
>  登録型派遣は、確かに日雇いや短期の仕事を自分で見つける手間を省いてくれるということはあるかもしれません。しかし、やはり労働者派遣業が中間搾取であるということを踏まえると、問題ありと言わざるをえません。


その通り!
就労斡旋業務の資本主義的企業化こそが「先祖返り」としての新自由主義の究極の姿なんです。そして、このような「民営化」こそは「所得介入」を行うという点でマクロ経済観点から不生産的・寄生的な資本主義の典型。


>  私も詳しい訳ではありませんが、そもそも職業紹介や職業教育(訓練)をヨーロッパでは労働組合が行なっているということを聞きました。ところが日本の労働組合が職業紹介や職業教育(訓練)を行なっているという話はついぞ聞きません。そういうところにも日本の労働組合、労働運動の弱さがあるのではないでしょうか?


日本の労組が労使協調的な企業別組合として長らく過ごしたことによる限界(ツケ)ですね。
(ちなみに、オレは、労働組合というものは、企業別どころか産別や地域別でももう古いと思いますね。
産別労組の限界については自動車産業の黄昏みたいな業界丸ごとのスクラップ&ビルドが起こることを資本主義の歴史は証明したし、地域別にしても「職場」という空間概念が成立しない業種が近年多く登場してきていますからね)

http://津

 

労働者供給業者としての労組

 投稿者:dk  投稿日:2010年 3月26日(金)16時33分1秒
返信・引用
  労働組合は、現行派遣法以前から、労働者供給業(派遣に近い)を営むことができたはずです。理由は伊達さんが言われているように、中間搾取の阻止のためですね。
一部組合が実施しているはずですが、正社員クラブの性格が強い大きな組合連合には期待できないかも知れません。案外、労働組合には色々な可能性もありそうです。

http://www.asahi-net.or.jp/~RB1S-WKT/qa7040.htm

 

労働者派遣業について

 投稿者:伊達 純  投稿日:2010年 3月26日(金)14時56分51秒
返信・引用 編集済
   そもそも労働者派遣業そのものが、労働基準法の禁止した中間搾取(ピンハネ)ではないかと思う訳です。

 最近、『昭和史』(遠山 茂樹、藤原 彰、今井 清一 岩波新書)を読んだのですが、昭和初期、やはり日雇いやピンハネが盛んに行なわれていたのですね。戦後、労働基準法で中間搾取を禁じたのは、そういった歴史的な経過を踏まえてのことではないでしょうか?

 それから、これは派遣ユニオンの関根秀一郎さんが広島で講演をした時に言っていたことですが、派遣先も、マージン(まさに中間搾取であり、ピンハネ)を支払わなければならないので派遣労働者を雇うのは高くつくと言っていたということを聞きました。

 考えてみれば日雇いや短期のアルバイトは昔からあった訳で、その際に派遣会社を通していたのでしょうか? 通していませんでしたよね。

 確かにインターネットと派遣会社を利用することで日雇いや短期の仕事を見つけやすくなったということは言えるかもしれないけれども、別に派遣会社を通さずにインターネットで仕事を見つけるということも可能ではないでしょうか?

 例えば日雇いや短期の仕事情報を書き込むことの出来るインターネット掲示板を派遣ユニオンやフリーター全般労組などの労働組合がボランティアで運営する。別に派遣ユニオンやフリーター全般労組に限らない。日雇いや短期アルバイトを募集している会社(複数の会社の連合体も含めて)が運営したってかまわない訳ですよ。これならインターネットを利用はするけれども、派遣会社を通したら取られる中間搾取(マージン、ピンハネ)なしで日雇いや短期の仕事を見つけることが出来ますよね?

 あるいは労働組合が職業紹介を無料で行なう。これだと中間搾取にはなりません。

 こうなると派遣会社は存在そのものがムダではないか、とすら言える訳で。

 登録型派遣は、確かに日雇いや短期の仕事を自分で見つける手間を省いてくれるということはあるかもしれません。しかし、やはり労働者派遣業が中間搾取であるということを踏まえると、問題ありと言わざるをえません。

 私も詳しい訳ではありませんが、そもそも職業紹介や職業教育(訓練)をヨーロッパでは労働組合が行なっているということを聞きました。ところが日本の労働組合が職業紹介や職業教育(訓練)を行なっているという話はついぞ聞きません。そういうところにも日本の労働組合、労働運動の弱さがあるのではないでしょうか?

※しかし、まことさんの問題提起へは私もレスをつけようと思っていたんだけど、人民食堂で「あ」法師やプルトニウム猫を相手にしていて、よねざわさんに先を越されちゃったな〜(苦笑ひ)。
 

これって、2/26かよ。

 投稿者:革命  投稿日:2010年 3月26日(金)13時48分33秒
返信・引用
  陸自幹部発言、陸幕長にも注意=北沢防衛相
 北沢俊美防衛相は13日、長野市内で開かれた会合で、対米外交に絡み鳩山由紀夫首相に批判的な発言をしたとして、陸上自衛隊の現役幹部を文書による注意処分としたことに関し、「トップの指揮者である首相の言葉をやゆするような発言を幹部自衛官がするのは許し難い。火箱芳文陸上幕僚長に私から直接注意することになる」と述べた。
 北沢氏は「政治や外交は国家の意思だ。実力組織の幹部がそのことをないがしろにしたら、これはもうクーデターそのものにつながる。極めて危険な思想だ」と指摘した。(2010/02/13-19:46)

最近自営体内で、もとい、自衛隊内で、このような発言が続いている。いよいよ最大の暴力団が動き始めているか?と思う。いよいよだな。
そう言えば、自民と民主の腐敗の進行、軍隊問題が、焦点化。そうなれば、自ずと向かう方向は、わかる。
心配と、恐怖と、いよいよと覚悟を決めるか。そんなかんじかな?
 

主意主義的な「撤廃」ではなく、

 投稿者:バッジ@ネオ・トロツキスト  投稿日:2010年 3月26日(金)12時32分46秒
返信・引用 編集済
  賃労働の「死滅」の必然性までを射程に入れた労働観、労働政策をこの際一緒に考えてみませんか?そう、賃労働も、国家同様にやがて死滅するからです。
マルクスは、生産過程での科学(的労働)の比重増大が労働時間に基づく価値生産という資本の存立基盤自体を掘り崩す(『要綱』)とか、サービス部門などの非物質的生産の領域の発展は資本の下では「考慮する必要はない」(『諸結果』)などと錯綜した書き方もしてますが、賃労働が解体して行く道程を明確に認識していました。

現在論議されている問題も、このような普遍性の地平に据え置かれてこそ理解を誤らないと思います。
自説に都合の良い事実を投げ合うだけのような実証主義的認識態度では、歴史の問題を解決出来ませんよ!


なお、資本の下での賃労働を人間能力の全面発達に資する肯定面もあると考えるマルクスの立場からは、「日雇い」の対立的究極である「終身雇用」を擁護するという主張は当面の改良政策としてさえ出てこないと思いますよ。

http://津

 

Re: 時代の変遷

 投稿者:よねざわいずみ  投稿日:2010年 3月26日(金)11時31分54秒
返信・引用
  > No.7029[元記事へ]

> 現在の派遣制度はこうした時代状況の中で捉えられるべきだと思いますね。
> 例えば、日雇い派遣にしても、「会社から縛られるのがイヤだ」という思いで、敢えてそういう働き方を選択している人達もいることを見過すべきではないでしょう。

まるで財界人のコトバを聞いているようでびっくりしてしまうのですが。
コトバが生まれた頃のフリーターの多くはまさにそうでしたが、いまやそういう向きはかなり減少しています。
同様に、日雇い派遣しかできないという人も増えています。

> 私は「社会化」がキーワードになると考えています。
> 派遣にみられるような労働現場の流動化を否定するのでは無く、社会全体のシステムとして労働者の生活を保障していくことが必要なのではないでしょうか。

これだけ取ればそのとおりです。
で、私は、日雇い派遣を認めることが社会全体のシステムとして労働者の生活を保障することにはつながらず逆向きだと考えるから、日雇い派遣廃止に賛成しています。

> 「派遣断固廃止!」ではなく、「派遣でも安心できる社会を!」をスローガンにしたいものです。

これに「失業者、障碍者、病者でも安心できる社会を」とつけ加えるなら大賛成です。

もう1つ、なんで女性の労働問題がこの議論で出てこないのかが不思議なんですが。
 

Re: エリートの言い分

 投稿者:よねざわいずみ  投稿日:2010年 3月26日(金)11時25分54秒
返信・引用
  > No.7027[元記事へ]

> 確かに、私自身は登録型派遣を本業にしている訳ではないです。が、でも今は派遣での収入に「かなり」依存している面があるのが実態です。

私も、今は請負受注が低値安定しているのでやってませんが、かつて乱高下していたときは仕事の合間合間でかなり助けられました、日雇い派遣に。

そのとき私が感じた日雇い派遣のメリットは、自分のぶろぐにも書きましたが、
(1)ニコニコ現金払い
(2)性別問題
(3)普段出会わない人との休憩時間の会話とかが勉強になる
といったあたりです。

ただ、他のあらゆる出会いの場にあてはまる(3)はともかく、(1)はそのことで正規雇用の機会を奪っているわけですし、(2)はそのことでトランスジェンダーの「願望」を搾取しているだけです。もちろん、私はそのおこぼれでよい思いをしたわけですが。

> ただ、私がこれまで出会ってきた日雇い派遣労働者の中には日雇いを生業としてきた人もいますが、 いわゆる運動に携わっていない人の中で、「日雇い派遣廃止」を切実な声として訴える向きはこれまで殆ど耳にしたことが無いのですね。

これはおっしゃるとおりです。というか日雇いでない登録派遣でもほぼ同じような印象です。

> それに、日雇い派遣というシステム自体は労働者の側にも支持されている側面もあるのは否めない現状に対しては、どう思われますか?他に本業なり学業なりがあり、スポット的にアルバイトをしたい人は日雇い派遣を「便利」に活用しているんじゃないですか。

繰り返しになりますが、これはまさに「イスの奪い合い」そのものであって、そうすることによって労働者総体の雇用状況を悪化させています。もちろん、悪化させようが何しようが個人個人は食べていかないといけませんから、個人個人がそういう働き方を選ばざるを得ないのは仕方がないことですが。

私が登録型派遣を絶対悪だと思うのは、それが、解雇という本来緊急時にしか認められない手法を、堂々と、胸張って行うことができる方法だからです。
日雇い登録派遣は、まさに、毎日解雇されています。究極の解雇です。
 

時代の変遷

 投稿者:まこと  投稿日:2010年 3月26日(金)11時17分21秒
返信・引用 編集済
  派遣問題を考える上では、労働を巡る環境変化も考えなければならないと私は思うのですね。

高度成長期以降の日本の(少なくとも大企業)の賃金思想は生活給という考えが背景にありましたよね。独身の若い頃には安い賃金で抑える代わりに、配偶者や子供を抱え物入りになる世代になればその分賃金を上げていく。だから、長年同じ企業で働いていないと労働者の側も損ですし、資本の側も企業内福祉や教育制度を拡充しつつ、労働者を囲い込んでいたのですし。これが、労使協調という名の下の労使馴れ合い・労働貴族と資本の癒着に陥った一因でもあるでしょう。

しかし、昨今の労働現場では、同じ企業で長く働く熟練労働者を以前ほど必要としていません。だから、生活給思想や企業内教育思想を捨ててきている。また、労働者の側も状況の御変化に併せ、「終身雇用」を信じなくなってきています。

現在の派遣制度はこうした時代状況の中で捉えられるべきだと思いますね。
例えば、日雇い派遣にしても、「会社から縛られるのがイヤだ」という思いで、敢えてそういう働き方を選択している人達もいることを見過すべきではないでしょう。

私は「社会化」がキーワードになると考えています。
派遣にみられるような労働現場の流動化を否定するのでは無く、社会全体のシステムとして労働者の生活を保障していくことが必要なのではないでしょうか。

「派遣断固廃止!」ではなく、「派遣でも安心できる社会を!」をスローガンにしたいものです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

(追記 11時50分ころ)

連続投稿になるといけないので、追記の形にしますが。

現在の日雇い派遣が労働者の願望(好きな時間に働きたいとかいずみさんが指摘されるトランスジェンダー等々)を利用・搾取している面も多分にあるのは否めないと思いますよ。

ただ、とりわけ第三種産業には正社員による常時雇用を困難にしている業種が少なくないという現実も一面にはあると思いますよ。例えば、今の時期日雇い派遣業界では引っ越しの仕事が増えていますが、引っ越しなんて「季節商材」みたいなものなので、全て正社員で雇用することなんて出来ません。人手が要る時だけ集められる日雇い派遣は経営側にとってはありがたいし、また、そうした需要と「空いた時間だけ働きたい」という労働者側のニーズが合致することもあるわけです。

問題は、今の日雇い派遣というシステムが基本的に雇用主にとって有利になっていることだと思います。例えば、都合の良い時だけ労働者を雇うのだから、むしろ時給は正社員よりも高く支払うよう義務付けるとか、派遣会社や登録型派遣を常用するような企業からは割り増しの法人税なりを取り、その分を派遣労働者の生活保障に回すようにするなど、企業にとって都合の良い働き方をさせる企業にはそれなりの社会的責務を負わせるようなシステムは早急に必要だとは思います。
 

古典的労働観と現代の労働

 投稿者:バッジ@ネオ・トロツキスト  投稿日:2010年 3月26日(金)11時09分30秒
返信・引用 編集済
  現在問題になっている非正規雇用や変則労働条件について、それらの問題を資本の剰余価値追求手段に「のみ」解消して理解し、非難するような態度は教条主義の一種でしょうね。
もちろん、資本の貪欲性は基本的に絶対押さえておかなければならない原因ですが。

しかし、資本とは、全ての人間活動を自己の下に包摂し賃労働に転化することによって、賃労働自体の解体にもまた従事せざるを得ないような矛盾です。
マルクスは、このことを著作の中では詳しく展開しませんでしたが予見だけはしていました。『要綱』や『諸結果』の中には、現代をも射程に入れた労働論が散見されます。

例えば、他に志望する「本業」をもち、当面はあくまでも「副業」として就労しているような若年層などの問題は、単純な企業規制だけでは解決しえない。
また、本来は「賃労働」に適さない(「公務」とすべき)分野まで、現在では資本の下に賃労働として包摂されている。

単純な「資本=悪」説だけでは問題は解決しないでしょうね。
私見ですが、問題は、投下労働価値説が妥当しないような分野まで資本が包摂してしまっていることにより起こっているのだと思います。資本の胃袋が消化不良を起こしているというのが現代でしょう。

http://津

 

Re: エリートの言い分

 投稿者:まこと  投稿日:2010年 3月26日(金)10時26分13秒
返信・引用 編集済
  > No.7025[元記事へ]

いずみさん、こんにちは。

> まことさんがそうおっしゃるのは、端的に言えば、まことさんがそのような危機にさらされたことがない「エリート」派遣労働者だからなんじゃないでしょうか。でもそれは幻でしかない。エリートでも奴隷は奴隷ですから。

確かに、私自身は登録型派遣を本業にしている訳ではないです。が、でも今は派遣での収入に「かなり」依存している面があるのが実態です。

ただ、私がこれまで出会ってきた日雇い派遣労働者の中には日雇いを生業としてきた人もいますが、 いわゆる運動に携わっていない人の中で、「日雇い派遣廃止」を切実な声として訴える向きはこれまで殆ど耳にしたことが無いのですね。

それに、日雇い派遣というシステム自体は労働者の側にも支持されている側面もあるのは否めない現状に対しては、どう思われますか?他に本業なり学業なりがあり、スポット的にアルバイトをしたい人は日雇い派遣を「便利」に活用しているんじゃないですか。
 

4月9日の集会案内 是非ご参加を

 投稿者:三浦小太郎  投稿日:2010年 3月26日(金)09時11分56秒
返信・引用
  これはぜひともご参加ください
有意義な集会になることと思います
三浦

「北朝鮮であったこと、話します」
  脱北帰国者との対話話集会と、北朝鮮内部記者が撮った写真展

   日時: 2010年4月9日 写真展17時〜 対話集会18時30分〜21時
   会場: 明治大学御茶ノ水学舎リバティタワー1065号
   出演: 辛淑玉(しんすごく)、石丸次郎、日本在住脱北帰国者数名
   主催: 北朝鮮帰国者との交流集会実行委員会
   (入場無料)

在日朝鮮人の北朝鮮帰国から50年、約10万人の帰国者たちは北朝鮮でどのように生を送り、またどのように死んでいったのか、多くはまだ明らかではありません。また、北朝鮮に家族を送った在日コリアンたちは、肉親と自由に会えない中、数十年にわたって多大な経済的負担を強いられてきました。閉ざされた隣国の民衆の暮らしぶりについても、私たちはまだ多くを知らないままです。今、およそ200人の脱北帰国者が日本に戻って暮らしています。脱北帰国者たちの話を聞き、また北朝鮮に家族を持つ在日コリアンの苦悩に耳を傾けます。また、今後急増が予想される脱北帰国者の定着と自活について、当事者と意見を交換します。
合わせて、北朝鮮内部で取材活動をする、「北朝鮮内部からの通信・リムジンガン」の記者が秘密裏に撮影した写真の展覧会を、首都圏で始めて開催します。
辛淑玉(しんすごく)
在日三世の人材育成コンサルタント。北朝鮮には叔父たちが帰国したが全滅。著書「鬼哭啾啾」(きこくしゅうしゅう 解放出版社)に残された在日の苦悩を赤裸々に綴った。
石丸次郎
アジアプレスのジャーナリスト。リムジンガンの編集発行人

お問合せ: アジアプレス
      TEL (06)6373-2444    (03)5465-6605    メール osaka@asiapress.org

たくさんの方のご来場、お待ちしております。
 

エリートの言い分

 投稿者:よねざわいずみ  投稿日:2010年 3月26日(金)08時45分51秒
返信・引用
  > No.7017[元記事へ]

登録型派遣がどれだけ理不尽な首切りを正当化してきたのか、合同労組に関わる人たちからすれば歯ぎしりと悔しさばかりが思い出されます。

まことさんがそうおっしゃるのは、端的に言えば、まことさんがそのような危機にさらされたことがない「エリート」派遣労働者だからなんじゃないでしょうか。でもそれは幻でしかない。エリートでも奴隷は奴隷ですから。
 

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