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愛ちゃん悔し…中国に敗れ5大会連続銅
女子準決勝 丁寧に逆転で敗れた福原愛
Photo By 新華社=共同 |
卓球世界選手権団体戦第7日は29日、モスクワで行われ、準決勝で日本は男女とも中国に敗れ、女子は5大会連続、男子は2大会連続の銅メダルとなった。女子の日本は28日の準々決勝で北京五輪銅メダルの韓国を3―2で撃破。1番手の平野早矢香(25=ミキハウス)が勝ち、1―1で迎えた第3試合では石川佳純(17=ミキハウスJSC)が0―2から逆転勝ち。2―2で迎えた第5試合を福原愛(21=ANA)が3―1で制し、北京五輪の3位決定戦で敗れた宿敵に雪辱した。
27年ぶりの決勝は遠かった。女子の日本は大会8連覇中の中国に0―3で完敗。1番手の福原がサウスポーの丁寧に2―0から逆転負けすると、平野、石川は力負け。世界の頂点との差が大きいことを思い知らされた。
だが、北京五輪の3位決定戦で敗れた韓国には準々決勝で5時間近い熱戦の末に雪辱した。福原は「北京で韓国が勝った時の、キャーという声がずっと耳から離れなかった。絶対に勝つ気持ちだった」と会心の笑みを浮かべ、平野も「韓国の壁を乗り越えなきゃいけなかった。大きな自信になる」と喜びをかみしめた。
勝利を引き寄せたのは男女を通じて代表最年少の17歳、石川だ。1―1で迎えた第3試合で0―2まで追い込まれたが、長いサーブを使って流れをつかんだ。「気持ちを切り替えて前へ前へ攻めた。負けて当たり前と思いながらも、勝ちたい気持ちでいっぱいだった」と気迫を前面に出したプレーで逆転勝ちした。
対策も効果的だった。韓国の1、2番手は世界屈指のカット選手。今年からカット専門のコーチを迎え、代表合宿でもカット対策を重視した。福原、平野は世界6位の金キョンアにこそ敗れたが、フルゲームまで粘った。その2人が同11位の朴美英との試合を制し、村上恭和監督は「北京五輪の後にカット対策をずっとやってきて、その成果が出た」と手放しで喜んだ。
第2試合で敗れながら、勝負の懸かった第5試合で3―1と圧勝した福原は言った。「誰一人欠けても勝てなかった。2人が回してくれたので、最後は無駄にしちゃいけないと思って戦った」。日本が宿敵に見せつけたのは、総合力。12年ロンドン五輪へ楽しみがふくらむ貴重な1勝だった。
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