議会出席を拒む一方で職員賞与半減を専決処分するなど、特異な市政運営を続ける鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(51)について、市内の市民団体「阿久根の将来を考える会」(川原慎一会長)は29日、参院選後にリコール(解職請求)運動を始めると発表した。
6月早々に「リコール準備委員会(仮称)」を結成し、7月11日予定の参院選後に署名集めを開始。1カ月以内に解職の賛否を問う住民投票に必要な有権者3分の1以上の有効署名を集め、年内にも実施して解職に追い込みたい考え。出直し市長選での勝利も目指す。【馬場茂】
毎日新聞 2010年5月30日 東京朝刊