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在日米軍再編:普天間移設 鹿児島・徳之島移転反対 奄美で群島集会

 ◇「団結し、島を守り抜く」

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設を巡り28日の日米共同声明で、在沖縄米軍の訓練移転先に鹿児島県・徳之島が明記されたことを受け、官民一体となった「徳之島への米軍基地移設反対奄美群島民大会」が29日、同県奄美市(奄美大島)であった。

 市立名瀬小体育館であった大会には、徳之島3町長をはじめ奄美群島から約1500人(主催者発表)が参加。「徳之島への基地設置に断固反対し、団結して島を守り抜こう」と決議した。

 会場は「基地はいらない」などのプラカードを掲げた住民の熱気があふれた。決意表明で大久保明・伊仙町長は「日米共同声明は民意を完全に無視した暴挙。自立できる政策を打ち出し、奄美ぐるみで断固反対しよう」と述べ、政府を批判した。

 県立大島高2年の城村佳世さん(16)は「基地問題に無関心だったことを反省している。飛行機やヘリが飛び回る怖い島に奄美をしたくない。大好きな奄美に基地はいらない」と強く訴えた。

 群島内の55以上の団体・個人でつくる「徳之島への米軍基地移設に反対する奄美郡民会議」の主催。奄美12市町村でつくる奄美群島広域事務組合と大島郡町村会、議会議長会が後援した。【神田和明】

毎日新聞 2010年5月30日 東京朝刊

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