福田衣里子とばっちり！？カマ男「民主好かん」立てこもり

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福田衣里子議員

　民主党への不満が、ゆがんだ形で爆発？！　同党の福田衣里子衆院議員（２９）＝長崎２区＝の地元事務所に２８日、カマを持った男がガラスを割って侵入。「民主党」という看板の文字を白いペンキで塗りつぶす事件があった。２週間ほど前には熊本でも参院議員の後援会事務所が被害を受けている。

　長崎県警諫早署は２８日、建造物侵入などの疑いで無職の男（３３）を現行犯逮捕した。男は２８日午後５時半ごろ、刃渡り約２３センチのカマを持ち、福田事務所２階出入り口のガラスを割って侵入。その後、窓から軒に出て、外壁の看板の「民主党」という文字を白いペンキで塗りつぶした。

　男は出入り口を机やソファでふさぎ、２階に一時立てこもったが、通報で駆け付けた諫早署員の説得により、逮捕された。男は「民主党が好かんやった」と供述しているといい、同署では動機などについて、さらに詳しく調べている。

　事務所の職員によると、事件当時、福田議員は県内の後援者のあいさつ回りから戻ってきたところだったが、異変に気付いて事務所の外に避難して無事だった。

　民主党の国会議員をめぐっては今月１７日、熊本県連代表の松野信夫参院議員（５８）の後援会事務所＝熊本市＝でも、窓に長さ数十センチのひびが数本入っていたほか、駐車場に止めていた街頭宣伝車の後部ガラス１枚が割られる被害が確認されたばかり。今回の事件と同じ九州でもあり、諫早署では関連についても調べる方針だ。