口てい疫 9万頭余処分終わる
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口てい疫 9万頭余処分終わる

5月28日 14時16分

宮崎県内で相次いでいる家畜の伝染病「口てい疫」の問題で、27日までに処分して埋める作業が終わった牛や豚は、およそ9万2000頭になっています。

宮崎県では、27日、新たに川南町と都農町のあわせて3か所の農場で、口てい疫に感染の疑いがある牛があわせて3頭見つかりました。これで、宮崎県内で口てい疫に感染、または感染した疑いがある家畜が見つかったのは、7つの市と町のあわせて221か所となり、処分対象の家畜は15万2000頭余りに上っています。27日までに処分して埋める作業が終わったのはおよそ9万2000頭と、このうち60.3%にとどまっています。26日の時点では、処分が済んでいない家畜のうち、28%は、まだ埋める場所が決まっていませんでしたが、27日にかけて土地の選定が進んだ結果、13.3%に減りました。一方、発生地から半径10キロ以内の牛や豚を対象にしたワクチンの接種はほぼ終わり、今後、接種を済ませたおよそ12万5000頭の処分が行われます。宮崎県は「発生農場の家畜の処分を最優先で進めているので、ワクチンを接種した家畜の処分については、今のところ、開始のめどは立っていない」と話しています。