宮崎県 口てい疫へ補正予算案
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宮崎県 口てい疫へ補正予算案

5月28日 14時16分

宮崎県内で感染が広がっている家畜の伝染病「口てい疫」の問題を審議するため、28日、臨時の宮崎県議会が開かれ、口てい疫の緊急対策のための総額81億円の補正予算案が提出されました。

宮崎県議会は、口てい疫の問題への対応を審議するため、28日、臨時の県議会を開き、東国原知事が総額81億円の補正予算案を提出しました。今回の補正予算案には、緊急対策として、口てい疫に感染したり、感染の疑いがある家畜を処分した農家への補償のための費用として50億円、県内の家畜の競り市が閉鎖されていることに伴って出荷が遅れた肉牛の餌代を補てんするための費用として2億9000万円などが盛り込まれています。提案理由の説明の中で、東国原知事は「懸命な対策を取っているが、宮崎県だけでなく、日本の畜産業にとってきわめて深刻な状況に至っている。今回の緊急対策で畜産農家の不安感を軽減し、一日も早い経営再建が図られるよう支援していきたい」と述べました。口てい疫の緊急対策のために、宮崎県は、これまでに補正予算を2回にわたり組んでいて、今回、3回目の補正予算案で緊急対策の総額はあわせて116億円になります。