上毛町の唐原(とうばる)小(今冨双美校長、98人)で28日、縄文式土器作りの体験授業があり、6年生18人が町教委文化財保護係2人の指導で土器作りに挑戦した。
児童たちは、縄文式土器の簡単な説明を聞いた後、粘土をこね、ひも状にして思い思いの形に積み上げ土器の形に。係員に「空気を丹念に抜いて」「小さいすき間もなくして」などのアドバイスを受けながら、児童たちは無言で土器作りに熱中。入江百架(ももか)さん(11)は「自由に器を作れたので夢中になった」と笑顔をみせた。
土器は1カ月ほど乾燥させた後、児童たちが縄文時代さながらの火おこしをして、土器を校庭で野焼きする予定。
=2010/05/29付 西日本新聞朝刊=