美穂ちゃん日記

今は薬がなくても、寝れる。

食欲もある。

不安や悩みが全くないわけではないけれど

穏やかな毎日が過ぎていく。

何年間も苦しんだ時期があった。

せっかくＳＥの仕事が楽しくなって、やりがいが出てきた頃

ストーカーに刺され、死に掛けて

夜、一人で歩けなくなったし

ＰＴＳＤを発症し、うつ病も併発して

何もできない時期があった。

自殺未遂で病院に運ばれたこともあった。

せっかく、授かった子供が死産だったこともあった。

子供の頃は母親からお湯をかけられたり、言葉の暴力を

浴びせかけられたりした。

今でも、腕のやけどの跡を見るたびに母親が憎くなる。

母は母で、男の子を産めなかった事を姑に責められて

そのうっぷんが全部私に向ってしまったんだろう。。

少しは気持ちがわからないでもない。

そんな私でも子供の頃、姉が誘拐されて奇跡的に無事に

見つかってから、すっごく大事にされた。

大事というか、がんじがらめ。

学校の行き帰りは送迎付きで寄り道なんて一切できなかったし

病気のせいで小学校のほとんどを病院で過ごした私は

友達もいなかった。

お姑さんが亡くなってから、母ははじけた。

ほとんど、家にいなくなった。

ほぼ、海外。

父は父で仕事で忙しく、家に帰ってくるのは数えるほど。

毎日、姉と二人でお手伝いさんが作ったごはんを食べていた。

前の夫はすごくいい人だったけど、ダメだった。

元々、親の奨める相手と結婚して愛なんてなかったから。

他人と一緒に暮らすことがこんなに難しいものとは思わなかった。

でも、今日も目が覚めたら

横に彼の顔があった。

いつか、この幸せが壊れてしまうんじゃないかと

とても怖くなる。

今は、早くスウェーデンで子供と一緒に暮らすのが夢。

みんなで、幸せになりたい。

私と彼は 今、一応お揃いの指輪をしているけど

これは、ホワイトデーの時にもらった物で

正式な物ではない。

スウェーデンに帰って、結婚指輪を買いに行こうって言ってる。

婚約指輪は何がいいか聞かれ

「婚約指輪なんて、普段しないから
もったいないからいいよ」

って言ったら

「でも、やっぱり俺は買うよ」

って言ってくれました。

今すぐじゃないけどね。

本当は指輪を用意してから、プロポーズしたかったらしく

指輪がない事をすごく謝ってくれてたけど

「また、指輪くれる時にプロポーズしてね」

って言ったら、「いいよ」の返事。

あれって何回聞いても、いいもんですよね～