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> No.6252[元記事へ]
草加耕助さんへのお返事です。
> いわく、「外国人参政権付与に反対しているだけ」「意見を表明することは言論の自由」だという主張への後退です。
> 本当にそうでしょうか?これは「ヤクザにも人権がある」という当たり前の主張から、「だから暴力団を取り締まるのは憲法違反だ」というトンデモな結論を導き出すに等しい暴論です。
在特会にも言論の自由、集会の自由、結社の自由などは当然ありますね。
思想・信条の自由というのもありますから、「排外主義」という思想を持つのも自由です。
「暴力団を取り締まる」話にたとえるのは論理の飛躍ですね。法律に基づいての取り締まりは、相手が暴力団であれ、「極左暴力集団」であれ、もちろん憲法違反ではありません。
相手にも言論の自由があるのは自明のこととして、相手の主張に反対なら反論・抗議すればいいだけのことなのに、『排外主義は「言論の自由か」?』などと、あたかも相手にだけ憲法で保障された権利を認めないかのようなタイトルを掲げるのは卑劣きわまるやり方です。
私も在特会の行動には賛同できませんが、こういうやり方で彼らが不当な迫害を受けるなら、まず憲法が彼らに保障する諸権利を全力で擁護し、彼らに自由に主張や行動をさせた上で、それに厳しく反論や抗議をしたいですね。
> これに良心的な人は個別の主張に的確に反論はしたけれども、こういう欧州で言えばネオナチに相当する運動の存在そのものには反対しなかった。左右の立場からいろいろな人々が議論を積み重ねているその「仲間」のような扱いをしてしまった。
「ネオナチ」であろうと日本では思想・信条の自由があります。「存在そのもの」を否定するなど、それこそナチズムそのものですね。「仲間」でなければ憲法で保障された人権も認めないなど、吐き気をもよおします。
> 気がつけば彼らは大手をふって街頭に登場してきた。それに大衆の支持が集まるとかどうとかの問題ではありません。彼らの主張や行動によって傷つく人がいるのです。彼らに抗議しない、あるいは抗議しなかった私(たち)のような日本社会の住人も、そういう人から見れば同罪だし、少なくとも味方ではなかったでしょう。
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> 蕨市のデモに見られるような彼らの主張は「人を傷つける」ものなのです。いわば便所の差別落書きのようなものです。
> それは主張がどうとか表現の自由とかとは全く無関係です。人の人権を傷つける自由、人の心を傷つける自由など誰にもありません。
> 私たちは今まさに、便所の中に差別落書きをしようしている人がいる、その現場に立ち会っているのです。
> その落書きで心のそこから傷つく人がいます。どうすればいいのでしょうか?できることは何もないとでも言うのでしょうか?
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> 人を傷つけ、人を踏みにじる、そういう主張そのものを許してはなりません。
> そういう団体そのものの存在を許してはなりません。
> それは表現の自由とは何の関係もありません。
> 暴力団の取締りに対して「ヤクザにも人権がある」という人がいます。その通りです。人権を認め、人として尊重しているからこそ、人権を踏みにじる行為を糾弾し、暴力団の「存在そのもの」を許さないのです。
> 人権を認めないといっているのではありません。人として許せないことはやめろと言っているのです。
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> 欧州ではネオナチの主張や「存在そのもの」に対する抗議行動が盛んに行われています。オーストリアでネオナチ政党が政権に参画した時には、国境をこえた抗議デモがあった。それは「内政干渉」でもなんでもありません。「人を傷つけ、人間の尊厳を否定するようなことはすべきでない」という、ただそれだけの主張なのです。
「人を傷つけるのがけしからん」などというが、そもそもどんな政治的主張も、誰一人傷つけずに行えるものではありません。反天皇制の主張は、天皇を尊崇する人を傷つけるし、反自衛隊の主張は、自衛隊員やその家族を傷つけるでしょう。「人を傷つける主張をするな」というのが通れば、言論の自由などないも同然です。
だいたいこの手の主張で「右翼」を攻撃するやからが、左翼教師が自衛官の子弟を「人殺しの倅」などと授業中に級友たちの面前でつるし上げ、心に深い傷を負わせるのを批判したり、反省したりするのを聞いたことがありません。こちらは市民運動どころか教師の職務上の行為ですから、はるかに悪質なのはいうまでもありません。あなたはこのような重大な人権侵害をおこなった教師にはいかなる処分が適当だと思いますか?
自衛官が夜学に通うのを妨害するのは、人を傷つける人権侵害行為ではないのですか?
こういう「敵にはどんなひどいことをしてもよい、基本的人権さえも蹂躙することにも頓着しない」という態度は、現状のような左翼の壊滅的衰退を招いた最大の要因だと思います。
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/4759/19990218.html
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