ジュリー＆ワイルドワンズツアー　『僕らはトマトのみそ汁！！』

　歌手の沢田研二（６１）と、４人組グループサウンズ（ＧＳ）の「ザ・ワイルドワンズ」が合体したユニット「ジュリー　ｗｉｔｈ　ザ・ワイルドワンズ」の全国ツアー「僕達ほとんどいいんじゃあない」が２８日、東京・渋谷のＣ．Ｃ．Ｌｅｍｏｎホールで初日の幕を開けた。

　ワイルドワンズの加瀬邦彦（６９）は冒頭のあいさつでグループ結成の経緯を説明した上で「僕らはまあ、トマトのみそ汁みたいな感じ。これって新しいと思うでしょ。今までと違うテイストを楽しんでください」と話し、笑いを誘った。

　５人は、今年２月発売のシングル「渚でシャララ」や、３月にリリースしたアルバム「ＪＵＬＩＥ　ｗｉｔｈ　ＴＨＥ　ＷＩＬＤ　ＯＮＥＳ」の収録曲のほか、沢田の「ＴＯＫＩＯ」や「危険なふたり」、ワイルドワンズのデビュー曲「思い出の渚」など、それぞれの代表曲を織り交ぜた全２５曲を全員で披露。懐かしいＧＳサウンドに約２２００人のファンが酔いしれた。

　沢田も普段、歌い終えた後に言う、お決まりのセリフ「ありがとう、サンキュー、ありがとね」を、この日は「グラシャス、ムーチョグラシャス」となぜかスペイン語バージョンにするなど、終始ノリノリの様子だった。

　同ツアーは、７月２４日の愛知県芸術劇場、１０月２３日の三重県文化会館など全２７公演。