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ちょっと,場違いかもしれません。しかし,この掲示板に集う方々が,真剣に現状を
憂慮されていることを信じて投稿します。
ネイルの会は,多様な立場や思想性をもった仲間たちが,「新たな共同性」を模索す
るという一点で結集した集い[会]です。 (くわしくは本文で。文責 吉沢省吾)
「ネイルの会」のブログを訪問された仲間の皆さん!
島野育夫(ネイルの会)
<1>
私たちは「生きさせろ!」という斬新な主張と抜群の行動力で,国家・政府・行政に
セーフティネットを要求する若い方々の能動的なエネルギーを,すばらしいものだと
感じています。そして,彼女ら彼らの運動が,セーフティネットの要求にとどまらず,
自分たちで「生き延びよう!」という,すぐれた志向性を持っていることに,感動し
ています。
私たちは,この,野宿者支援の運動でもしばしば語られてきた,仲間同士が寄り集ま
ってともに「生き延びよう!」という視点の必要性と重要性に,さらなる熱き視線を
そそぎます。
普通に考えれば,国家・政府・行政に「あまり」頼らずに「生き延びる!」といって
もたやすいことではありません。私たちには,当然にも生存権が憲法で保障されてい
ます。これを,「お上」に要求することに何ら異議はありません。
雇用保険のこと,年金のこと,健康保険のこと,そして生活保護のこと,これらのこ
とは,将来私たちが「生き延びる」ためには是非とも必要でしょう。
しかし,国家・政府に,直接結びついて「生きさせて」もらうだけではなく,仲間同
士で何か出来ないだろうか?と思うわけです。そのための方途はどのようなものにな
るのでしょうか?
私たちは,このブログを活用して,このような、問いかけにすらならない,ゆえに解
答も見出すことができないものを,そもそもの問いの発し方から,多くの皆さんと共
に考えてみたいと思っています。
<2>
さて,「ネイルの会」のネイルとは,韓国・朝鮮語の「明日」を意味する言葉である
と同時に,日本語の「寝入る」という意味でもあります。明日に希望を持ちながらも,
今日は「寝入って」しまっている,という私たちの情けない現状を,「ダメじゃな
いか!」というのではなく,むしろ肯定することから始めたい,という思いを込めて
「会」の名前としました。
「ネイルの会」に結集する私たちは,学生として1970年代後半から80年代前半
にかけての「時代」を共有しています。そして,多くの仲間と共に様々な社会問題に
係わってきました。
学生生活にケリをつけたのちは,全国各地に分散し労働者や零細事業主などを生業と
し,もがき・あがき・じたばたしながら,今日まで何とか「生き延びて」きました。
そのような私たちは偶然に再会し,心の支えの場,癒しの場,日常の様々なことを語
り合う場,「親密性」を保つ場,新たな「共同性」を志向する場,そして連なって愚
痴る場,を「ネイルの会」と名づけました。すなわち,会則もなければ会員の登録も
ない,連なり・寄り集まりの場であるわけです。
そして,今回,これまで内向きの「ダメで酒飲みの場でしかない現状」に依拠した相
互交流を,ブログという媒体を使って少し広げてみることにしました。このことが,
予期しない何らかの「良きもの・新しいもの」を生成させることが出来るのではないか?
というワクワクする期待をこめて…。
※まだ,<3><4>と続きます。
ぜひネイルの会のブログをのぞいて,ご意見をどしどしコメントに書き込んでください。
まだ見ぬ仲間たちへ。ネイルの会より (文責 吉沢省吾)
http://yoshishougo.blog81.fc2.com/
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