インド、列車テロの死者76人に 毛派が犯行声明【ニューデリー共同】PTI通信によると、インド西ベンガル州当局者は28日、同州で起きた列車に対するテロの死者が乗客ら76人、負傷者は約200人に上ったことを明らかにした。極左武装組織インド共産党毛沢東主義派系のグループによる犯行声明のビラが現場近くで見つかり、治安当局は毛派による犯行と断定。治安機関への攻撃を繰り返してきた毛派だが、無差別に市民を狙った大規模テロは今回が初めてとみられる。 在コルカタ日本総領事館によると、乗客に日本人はいなかった。 治安当局者によると、ビラには「(掃討作戦を続ける)治安機関の撤退などを要求したが、受け入れられなかった」などと記してあった。 シン首相は、毛派を「国内治安の最大の脅威」と非難し、治安部隊が昨年9月ごろから掃討作戦を実施。抵抗を強めた毛派が治安機関以外にもターゲットを拡大させたとみられる。 インド紙によると、毛派の構成員はインド全土で約2万人。 【共同通信】
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