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【衝撃事件の核心】空港の指紋認証すり抜け…ジャパンマネー目指す韓国人ホステスらの驚愕の裏技 (5/5ページ)
このニュースのトピックス:衝撃事件の核心
入管によると、19年11月のシステム導入から今年3月末までに1659人が認証で不法な再入国が明らかになり、入国を認めなかった。今年1月現在の不法在留外国人は前年より約2割減って9万1778人。5年には30万人を記録した不法在留者が21年ぶりに10万人を下回った。
「システム導入以降、不法在留者が着実に減っており、抑止効果は確かにある」と入管担当者は語る。
半面、近年あまり見られなくなっていた船による密入国の摘発が目につき始めた。船での密入国者もやはり、日本でホステスをしていて強制退去処分になった経歴のある韓国籍の女の割合が高いという。
なぜ、そうまでして不景気の日本の夜の街を目指す韓国人女性が多いのか−。摘発された韓国人ホステスの一人は捜査関係者にこう供述したという。
「韓国では20代でないと高い金を稼ぐホステスはつとまらない。30歳を過ぎると店も雇ってくれない。それで、稼げると聞いた日本に来た」
韓国から押し出されるように日本を目指す韓国人ホステスたち。認証システムを破る新たな手口も現れかねない。
セキュリティーシステムに詳しい日本情報安全管理協会(東京)の長谷川稔氏は「開かない鍵がないように、破られない認証システムはない」と指摘する。人の静脈を利用した認証システムや目の光彩を使ったシステムも海外では既にすり抜けられたケースが報告されているという。
「どうシステムを運用するかが大事。複数の方法を使えばそれだけ防げる。何でも簡素化するより、外国人利用者から『審査に時間がかかっても安全のためには仕方がない』と思ってもらえるような審査の見せ方も問われている」。長谷川氏はこう話している。