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【衝撃事件の核心】空港の指紋認証すり抜け…ジャパンマネー目指す韓国人ホステスらの驚愕の裏技 (4/5ページ)
このニュースのトピックス:衝撃事件の核心
セキュリティーシステムを開発する「中央電子」(東京)の永島堅太郎氏は「通常のシステムであれば、事前に指紋などを登録しておいて照合する。空港では、不特定多数の人が来る上、登録したこともない指であればなおさら判断が甘くなる」と指摘する。
法務省入国管理局の担当者は「全員の手を見せてもらうのが確実だが、観光立国を目指す日本としては、審査時間が長くなって、問題のない方を長時間待たせるわけにはいかない」と、審査の厳格さと迅速さの両立の難しさを説明する。
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指紋認証システムには、思わぬ盲点もあった。審査官の座る位置から指紋を読み取る機械が見えにくい上、読み取り部分にカバーが掛けられているため、指を押し当てる瞬間がよく見えない。
偽造した膜や整形は人の目で確認すれば、異常に気づくものだが、一連の偽造はこの審査の死角を突いていた。
事件を受け、入管では今年3月末までに、認証の際に指の映像が撮影できるよう全国の国際空港のシステムを改修した。指紋を読み取るときに見逃しても映像記録から異常が確認でき、追跡調査も可能となった。当面、単純な手口でのすり抜けは防げることになった。
一方で、指紋認証システムが不法入国を防ぐのに効果を上げているのは確かなようだ。