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中日・落合監督“オレ流ノック”解禁!ナインにカツ

森野と荒木にノックを行う落合監督

 ついに“封印”が解かれた。森野と荒木相手に右へ左へ、延べ30分間。中日・落合監督が今季初めて“オレ流ノック”でナインにカツを入れた。

 静かなヤフードームに指揮官の罵声(ばせい)が飛び交った。「足運べ!グラブ出せ」「練習不足だ」。際どい打球の連続に、1人わずか15分間といえど森野は「キャンプ中よりは楽だったけど、足がパンパンですよ。ただでさえ飛行機移動でパンパンなのに」と苦笑いを浮かべれば、荒木も「久しぶりですね。来たか、という感じ」と大粒の汗を滴らせた。

 今季は原点回帰を誓って守り勝つ野球を標榜(ひょうぼう)すると同時に、放任主義のスタンスを取っていた。沖縄キャンプ初日に「ああしろ、こうしろとは言わない」と選手の自主性を重んじることを明言。だがフタを開けてみれば、ここまで50試合で12球団ワーストの44失策。前日27日の日本ハム戦では今季最多4失策も記録し大敗した。森野は「引き締める意味もあった?どうでしょうか」と言葉を濁したが、キャンプ中でも軽く1度しかバットを振らなかった指揮官がシビれを切らした格好だ。

 “禁”を破ってまでショック療法に踏み切ったオレ竜。結果で応えるしかない。

[ 2010年5月29日付 ]

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