高槻ポリ袋遺体 被害女性に保険金数千万円 2年前周辺で不審死
5月12日15時33分配信 産経新聞
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淀川河川敷で袋に包まれた女性の遺体を発見。付近を調べる警察官ら=30日午前9時40分、高槻市東上牧(甘利慈撮影)(写真:産経新聞) |
[フォト]女性の遺体が発見され、一時騒然とした淀川堤防の現場付近
捜査関係者によると、宇野さんは複数の保険に加入し、死亡時の受取金は計数千万円に上っていた。宇野さんは約1年前から豊能町希望ケ丘の養父母の自宅に住んでいたとみられ、今年2月ごろ養子縁組をした。
親族は「宇野さんはインターネットで養母と知り合い、希望ケ丘の家で住み込みで働いていた」と府警に説明しているという。
宇野さんは2月の養子縁組後、複数の保険会社と計数千万円の保険を契約していた。宇野さんは4月29日夕、自宅から南東へ約15キロ離れた淀川堤防斜面でポリ袋に詰められ、死亡しているのが見つかった。これまでの捜査で、4月28日に首を絞められて殺害され、遺棄されたとみられる。
一方、50歳代の女性は平成20年10月31日午前8時半ごろ、豊能町希望ケ丘の店舗兼住宅で死亡しているのが見つかった。近所では、2階の階段から落ちて亡くなったとみられていた。
府警は当時、遺体を司法解剖し、事件と事故の両面で捜査。未解決事案として残っていたという。
女性は、この夫婦が滋賀県から呼び寄せ、死亡した店の1階で飲食店を経営していたという。
府警は11日、容疑者不詳のまま宇野さんの自宅などを死体遺棄容疑で捜索。失踪(しつそう)の経緯を調べている。
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最終更新:5月13日10時0分