JR西日本広島支社は、山陽小野田市小野田、雀田駅の小野田線ホームの段差解消工事で、乗降口付近だけをかさ上げする工法を初めて採用した。ホーム全体をかさ上げする通常の工法より半分以下の費用で済み、工期も大幅短縮できたとしている。
かさ上げは、小野田線ホームのうち、1両編成の電車の乗降口の位置に当たる2カ所で施工。25日に完了した。それぞれ長さ6メートル、幅2メートルのスペースを18センチかさ上げした。うち1カ所には、車いす用のスロープも設けた。
小野田線のホームには1日に26本が停車。いずれも1両編成か2両編成で、2両編成の場合も前側車両のドアしか開閉していない。
同社によると、従来通りこのホーム全体をかさ上げした場合、費用は約500万円、工期は3週間程度という。部分かさ上げの採用で費用は約200万円に抑え、工事も2日間で完了した。
【写真説明】JR西日本が初めて部分かさ上げを施工したホーム
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