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【政治】

小泉ジュニア 『郵政』登板

2010年5月28日 朝刊

 自民党は二十七日、衆院総務委員会での郵政改革法案の審議で、郵政民営化を実現させた小泉純一郎元首相の次男、進次郎氏を質問者に起用することを決めた。「ミスター郵政」の後継者を論戦の前面に出し、今回の法案を「改革逆行」と批判することで、対決色を鮮明にする方針だ。

 進次郎氏は今国会で、菅直人財務相や仙谷由人国家戦略担当相らと対決し、互角に渡り合ってきた。弁舌の鋭さは先輩議員も顔負け。「しっかり勉強もしている」と党内の評価は高く、今回も党国対幹部から質問者に最適と判断された。

 同党は、郵政法案に反対する方針を決定済み。今回、総務委の委員のうち、郵政民営化の造反・復党組の議員を進次郎氏らに差し替えることで、党内の足並みの乱れを事前に防ぐ狙いもある。

 進次郎氏が、父親の政敵だった亀井静香郵政改革担当相らをどこまで追及できるかも注目されている。 (金杉貴雄)

 

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