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阪神・金本、敵地ならではの「5番DH」でダル撃ち

先発出場確実な金本は札幌行きの飛行機に乗り込む

◆ きょうから札幌ドームで日本ハム戦 ◆

  5年連続札幌ドーム弾だ。阪神・金本知憲外野手(42)が再び打順5番で先発復帰する方針が定まった。きょう29日の日本ハム戦では日本球界のエース格、ダルビッシュ有投手(23)と激突。右手人さし指故障で鳥谷の先発出場が難しい状況ながら、DH制の使える敵地戦では金本が先発出場できるのが強み。マートン、新井、金本の順番で並ぶ中軸でパ・リーグ屈指の難敵に挑む。

◆ 相性いい札幌ドーム ◆

 猛虎にとっては試練の交流戦だ。西武・涌井に苦杯をなめた前夜27日の苦い記憶が残る中、再び難敵との戦いを強いられる。空路で向かった北の大地で待ち受けるは、あのダルビッシュ。ただ、敵地ならではの武器がある。金本の存在だ。

 DHを使える交流戦での敵地戦。実際、DH出場した過去4試合では14打数5安打(打率・357)の好成績。不慣れな代打とは違う。やはり先発登場した時の存在感が際立った。

 注目の打順。前回の4試合では5番に座った。右手人さし指故障を抱える鳥谷の先発出場が難しいという新たな条件が加わった今回は?真弓監督は「言わない」と手の内を隠した。ただ、和田打撃コーチが「3、4番は同じ流れになると思う」と打線構成の一端を明かすなど、首脳陣の言葉をつなぎ合わせれば、再度の5番登場の方針が導かれた。

 金本にとっては今年1月に自主トレ中の広島で訪問を受け筋力トレーニングを指南したダルビッシュとの対決。舞台となる札幌ドームとの相性もいい。目下、4年連続で本塁打を記録中。そんな伏線が期待感をかきたてる。

 真弓監督は打撃陣の奮起に期待を寄せた。「全部の球を追いかけていては絶対に攻略できない。各打者が得意な球に絞ってね。投げてこないなら投げさせるように動かないと。ベースに近づいて立つとか、投手よりに立つとか、バットを短く持つとか」。一筋縄での打倒が難しいことを分かった上で工夫を求めた。

[ 2010年5月29日付 ]

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