(CNN) 米非営利調査機関ピュー・リサーチ・センター(PRC)は26日、「評判管理とソーシャルメディア」と題した最新の調査結果を発表した。
それによると、米国の成人ネットユーザーの中で、ネット上における自分の評判を知るために検索エンジンで自分の名前を検索したことがあると回答した人は全体のおよそ57パーセントに上り、2006年の47パーセントから大幅に増加した。PRCは、「今や評判管理はオンライン生活の決定的特徴となった」と指摘している。
しかし、SNS最大手「フェースブック」のプライバシー設定の変更が連日報道されていることを考えると、この結果を当然と考える人は多いのではないか。ネット上の情報掲載、情報共有が普及するにつれ、人々のデジタル評判への関心は今後さらに高まる可能性が高い。
また、この調査から、年配のネットユーザーよりも若いユーザーの方が「共有する情報を制限」し、より綿密に自分のオンライン評判を管理する傾向が強いことが分かった。「若いユーザーは自分のオンライン評判に対して放任的との一般認識とは逆の結果が出た」とPRCのシニアリサーチスペシャリスト、メアリー・マデン氏は指摘している。
PRCは、2009年8月18日から9月14日までの期間に18歳以上の2253人を対象に電話調査を実施した(誤差は2.3パーセント)。