児童ポルノ禁止法 改正へ議論
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児童ポルノ禁止法 改正へ議論

5月24日 5時10分

民主党は、児童ポルノの規制を強化するため、検討チームを発足させ、有償で児童ポルノを手に入れたり、繰り返し取得したりした場合に限って処罰する方向で、児童ポルノ禁止法の改正案の取りまとめに向けた議論を始めることにしています。

いわゆる児童ポルノの規制の強化をめぐっては、去年の通常国会で、民主党と自民・公明両党が、児童ポルノ禁止法の改正案をそれぞれ提出し、一本化に向けた協議も行われましたが、衆議院の解散で、ともに廃案となりました。このため民主党は、近く検討チームを発足させ、改正案の再提出に向けた議論を始めることになりました。この問題では、自民・公明両党が同じ改正案を再提出していますが、児童ポルノを所持すること自体を原則、禁止するとしている内容について、民主党は、メールで一方的に送りつけられるケースも懸念されるとして、有償で手に入れたり、繰り返し取得したりした場合に限って処罰する方向で調整を進めることにしています。検討チームでは、今の国会の会期末が、来月16日に迫っていることなどから、来月上旬には、改正案を取りまとめたいとしています。