astramarice22さん
とりあえず、今現在明かせる範囲でお話ししてみますね~。
まず、次期青学キャストについては、すでにメンバーは決定しています。
お名前はさすがに明かせませんが、これまでのミュのオーディションとはくらべものにならないほど厳しい選考作業の末に決定したメンバーですので、ルックスや実力のレベルは相当に高い・・と考えていいと思います。
そして、『ミュキャス、総入れ替え』のお話、これも確定情報です。
いわば、新生青学9人衆のデビューと引き替えに、現テニミュキャストは全員がその任を終え、静かにミュを巣立っていった・・というわけです。うぇ~ん(泣)。
今までのミュ周辺には、「歌やルックスはそこそこだけど、愛嬌があるから・・まぁいいや!」ってな感じの雰囲気が多分にあったような気がするんですが(特にファンレベルで)、そのことがバブル的なテニミュ人気につながり、キャスト個々の個人人気ばかりが先行して、結果として実力の伴わないスター候補を生んでしまった・・という側面があります。
なので、マーベラス=ネルケ当局は、そのことについて(結構マジで)反省しています。「もうちょっと、舞台そのものをキチンと観てもらえるようにしなきゃ、テニミュそのものの将来があやういぞ」って。
したがって、次期テニミュは、単なる「1stシーズンの続き」ではなく、過去の悪習を断ち切ったうえでの「新生テニミュ」になる、と考えた方がいいと思います。
だからこそ、ここで全キャストを入れ替え、多少のファンの離反は覚悟した上で、新しいテニミュのスタンダードを作っていこう、質的な底上げをはかっていこう・・と、そういう英断が下されたわけです。
冒頭で、「”次期”青学キャスト」と書いたのも、実はそういった経緯を踏まえてのこと。つまり、次に私たちの前に姿を現す青学レギュラー陣は、『6代目青学』というよりも、『新生テニミュの”初代”青学』としてデビューする公算が高い・・ということです。
さらにいえば、『ミュージカル・テニスの王子様』というタイトルを引き継ぐかどうかも、じつは流動的だったりします。
単に「テニミュ・2ndシーズン」と銘打つだけでは、これまでの「1st」の続きとしかみてもらえなくて、キャストは一新できてもファンの気構えのほうが一新できない、っていう可能性があるわけです。
マベ=ネルケ当局も、ミュファンに「未練体質」があるってことは’08年の跡部役降板騒動などで身にしみて知っていますから(笑)、妙な旧キャスト復帰論を封じ込めるためにも、いずれ「これからのテニミュは今までのミュとは違うんだよ~!」というキャンペーンを打つことになるでしょう。
だから、愛称としての”テニミュ”は残るかもしれないけれど、公式名称は『テニスの王子様・レヴュー・ロワイヤル』とか、『ステージジェニック・テニスの王子様』とか(笑)、そういったものに変わる可能性はあります。
ちなみに、スタッフについては、特に演出・音楽で大幅な若返りが行われる可能性が大です。
演出チームについては、すでに上島さんの後継はほぼ決まっていて、当該スタッフをラスベガスに派遣してミュージカルやショーの研修を受けさせたりもしていますから、いずれ正式な発表があることでしょう。
(なお、本山新之輔さんがワントップで演出・振付を兼務する、ということはありません。次期テニミュは、演出・振付・音楽が同格で仕事をする「集団指導体制」に移行することになります)。
・・・というように、今わかっていることだけでも、これまでのテニミュとはかなり様変わりしたものになりそうなことが読み取れます。
そこで、この回答を読んでくださった皆さんに逆質問。
「そんな風に姿形が変わってしまったとしても、あなたは今までと同じようにテニミュを支えていける覚悟はありますか?」
かつて、第1期青学キャストが卒業したあとの『山吹』公演で、客席の3割ほどがガラ空きになる・・ということがありました。第1期青学の卒業とともに、テニミュそのものを見限っていったファンが大勢いたのです。
「卒業」というシステムに慣れた今の目からみれば、「なんて浅はかな・・」と思われるかもしれませんが、当時のファンには、いちチームの卒業がテニミュそのものの”死”として映ったのです。
でもね、これって笑い話じゃないんですよね。
現に今、テニミュの1stシーズンが終わって、ミュそのものを見限ろうとする動きが(特に立海キャストファン周辺に)みられます。結局、個々の「キャスト」しか見えていない子たちは、肝心カナメの「舞台」そのものを支える、っていう責任をハナから諦めているんですよね。
これじゃあ、テニミュの未来も何もあったもんじゃありません。
どんな展開になったとしても、私たちはテニミュを見守る。応援していく。
そういう覚悟を持ったファンだけが、次代のテニミュにアクセスできる権利があるんだと思います。