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2010.05/27 [Thu]
■開業つれづれ:後期高齢者医師 「82歳の産婦人科医奮闘 卵管破裂19歳救う」
よくある消防の
救急搬送。
>日立市消防本部から「女性が下腹部の痛みを訴え、少し出血している」
なんてったって
搬送した者勝ち。
受け取ったら負けです。
>「ここまでひどいとは思わなかった」と驚いた。
なんて
ビックリの後期高齢者一人に
患者さんをお任せして
さっさと救急隊は撤収。
>すぐに血液を取り寄せ、輸血と点滴を開始し、酸素を吸入。
>手術を受け入れる病院探しも一人でこなした。
ここまで全部放置プレイ。
あんまりひどいと
気の利く救急隊は、
「先生、どうしましょうか」
と高次の病院を暗に勧めたりしますが、
>機転を利かせ、救急車を待機させておいた
おじい様が
機転をきかさないと
本当に帰っちゃうかもしれないところが
茨城のデフォ。
82歳の産婦人科医奮闘 卵管破裂19歳救う
2010年5月27日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20100526-OYT8T01213.htm
高萩市在住の女性(19)が4月20日、子宮外妊娠による卵管破裂で一時ショック状態に陥ったが、自宅から120キロ離れた土浦市の病院で一命を取り留めた。その陰には、当番医として同病院に女性を引き渡すまでの間を処置したベテラン医師の奮闘があった。
この医師は水戸市笠原町の久野産婦人科医院長の久野克也さん(82)。同20日午後10時過ぎ、
日立市消防本部から「女性が下腹部の痛みを訴え、少し出血している」
と連絡を受けた。県北や水戸市で受け入れ病院がないとのことだった。
救急車で到着した女性は診察後、急激に血圧が低下し顔色が真っ青に変わった。久野さんは
「ここまでひどいとは思わなかった」と驚いた。
卵管が破裂し、腹腔(ふくこう)内に大出血していると内診などで診断した。
「ぐずぐずしていると、大量出血で死んでしまう」。
すぐに血液を取り寄せ、輸血と点滴を開始し、酸素を吸入。
手術を受け入れる病院探しも一人でこなした。
機転を利かせ、救急車を待機させておいた
ことも奏功した。ようやく搬送先が土浦協同病院に決まったが、移動中に点滴や輸血が外れることを恐れ、救急車に一緒に乗り込んだ。翌21日午前2時半過ぎ、同病院に到着。手術は成功し、女性は28日に無事退院した。
卵管が破裂し短時間で大量出血が起きた場合、命を落とす危険もある。久野さんは「珍しい例だったが、医師としてやるべきことをやっただけ」と振り返る。
県内では、産婦人科医の確保や救急医療体制の整備が急務となっている。土浦協同病院の藤原秀臣院長は「今回の出来事は県内の救急医療の光と影を浮き彫りにしたと言える。
久野さんは患者の命を救い、茨城の医療も救った恩人
」と話している。
82歳の爺医がルート確保から
搬送先の手配までしたのがすごいのか、
82歳の後期高齢者までかりだして
当番をさせる日本の医療システムがむごいのか、
82歳の医師に堂々と
救急患者を押し付ける水戸の救急隊がひどいのか、
よくわからない記事です。
>久野さんは患者の命を救い、茨城の医療も救った恩人
…どこからそんな発想が出るのか
理解できません。
”茨城の医療を救った恩人?”
このことで茨城の医療が
救われたんでしょうか?
82歳の後期高齢者でも
医師は救急搬送を受け
奴隷奉公をしています、
というお話でした。
- at 09:59
- [■【医療崩壊・茨城県】]
- TB(1) |
- CO(21)
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それはそれは
お疲れさまでござんした。