1(3) | シンガポール |
2(2) | 香 港 |
3(1) | 米 国 |
4(4) | ス イ ス |
5(7) | オーストラリア |
6(6) | スウェーデン |
7(8) | カ ナ ダ |
8(23) | 台 湾 |
9(11) | ノルウェー |
10(18) | マレーシア |
================= | |
16(13) | ド イ ツ |
18(20) | 中 国 |
22(21) | 英 国 |
23(27) | 韓 国 |
24(28) | フランス |
27(17) | 日 本 |
(注)カッコ内は09年の順位
スイスの有力ビジネススクールのIMD(経営開発国際研究所)が19日発表した「2010年世界競争力年鑑」で、日本の総合順位は58カ国・地域で27位で、前年の17位から急低下した。中国、韓国、台湾などに抜かれ、02年以来8年ぶりの低位に沈んだ。金融・経済危機で打撃を受けたうえ、少子高齢化や財政の厳しさが評価を一段と悪化させた。
IMDは主要国・地域の「経済状況」「政府の効率性」「ビジネスの効率性」「社会基盤」の4分野で、約300項目の統計や独自調査の結果を分析し順位を発表している。評価の基準は一部異なるが、日本は調査を始めた1989年から93年まで首位だった。
今年はシンガポールが初の首位。「ビジネスの効率性」や「経済状況」の評価が高く、前年の3位から2つ順位を上げた。94年から09年まで首位を維持してきた米国は、財政赤字の膨張などで「政府の効率性」の評価が下がり、3位に転落した。
2位は前年と同じ香港。アジア勢は台湾が「ビジネスの効率性」が高く評価され23位から8位に躍進したほか、中国が20位から18位、韓国が27位から23位にそれぞれ順位を上げた。
日本は成長率の低下や対内直接投資の低迷などを映し「経済状況」が大幅に悪化。少子高齢化に伴う労働力人口の減少で「社会基盤」の評価も下がった。「政府の効率性」では財政赤字の膨張が足を引っ張った。
各項目をみると、日本は法人税の高さに関して、全58カ国・地域で最悪の評価となった。外国人労働者や外国企業の受け入れ態勢も評価が低く、調査に関係したエコノミストは「このままでは国際企業は活動場所として日本を選ばなくなる」と警告する。
公的債務を一般的に健全とされる国内総生産(GDP)比の60%に圧縮するのに必要な期間を国別に算出したところ、日本は2084年までかかる見通しで最長となった。IMDは放漫財政を改めない国の筆頭に日本を挙げた。(ジュネーブ=藤田剛)
IMD、有力ビジネススクール、韓国、スイス、GDP、シンガポール、中国、台湾、社会基盤、国際研究所
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ユーロ/円 | 111.67 - .90 | -1.08円高 | 29日 5:48 |
長期金利(%) | 1.250 | +0.005 | 28日 15:12 |
NY原油(ドル) | 73.97 | -0.58 | 28日 終値 |
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