<口蹄疫>宮崎県、種牛の発熱を国に報告せず
5月29日0時51分配信 毎日新聞
宮崎県の口蹄疫(こうていえき)問題で、東国原英夫知事が国に特例で助命を求めていた種牛49頭のうち、感染が疑われる症状がみられた2頭のうち1頭は22日に発熱していたにもかかわらず県が国に報告していなかったことが28日、明らかになった。
県によると、1頭は22日に発熱。隔離して投薬治療で翌朝には解熱した。しかし、26日に別の1頭が発熱し、この牛に28日、口蹄疫特有のよだれや鼻腔(びくう)内に水疱(すいほう)が破裂した痕跡が見つかったと説明した。最初の1頭は「風邪の症状だった」(県農政水産部幹部)として報告しなかったと弁明した。山田正彦副農相は「(連絡がなかったことは)残念。これまでも(49頭が)生きていること自体がおかしいと言ってきた」と不快感を示した。【蒔田備憲】
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最終更新:5月29日0時51分
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